これよね

五輪へ 基礎作る時

――はじめに、競技を始められたきっかけを。

 冨田 8歳のころに友達に誘われて一緒に体操クラブに行った。初めはやりたくなかったが、
 上級生の人たちの宙返りやバック転を間近で見ると、自分もやってみたいなと。

――インターハイの思い出は。

 冨田 2年、3年と個人総合は2連覇。ただ、2年の時は地元京都での開催で、
 チームの方が惜しくも準優勝だった。個人では優勝したが、喜べないような歯がゆい気持ちになった。

――高校時代の1日のスケジュールは。

 冨田 私も寮だったので、6時ごろに掃除から入って、仏教の高校だから般若心経を毎日唱えたり写経もしたり。
 その後は学校に行って、朝食を食べて朝練習、昼食を食べて昼練習、普通の夕方の練習をして帰る。
 365日休みがないので有名な高校で、それを本当に毎日。

――五輪の思い出は。

 冨田 シドニー五輪の時に初めて最終選考会に出たが、18人中18位。
 でも、日本代表には並大抵の努力ではなれないと感じたし、試合を想定した質の高い練習をやるようになった。
 アテネでは、今までにないぐらい調子が良くて、失敗する気がしなかった。

――最後に2020年を目指す高校生アスリートへのメッセージを。

 冨田 体操競技は24〜25歳辺りが全盛期と言われていて、ちょうど今のインターハイに出ている子たちが
 20年にそういう年代になってくる。このインターハイをきっかけとしてさらに飛躍してもらいたい。

http://www.yomiuri.co.jp/sports/interhigh/2014/feature/CO009711/20140807-OYT8T50037.html