記者:代表が決定した瞬間、どんな思いがよぎりましたか。
中瀬:演技終了の時点で、代表入った感触がありました。4年前も同じ感じはありましたが外れて……。
まだ、精神的に未熟でした。これを逃せばあとがないという気持ちで、喜びよりほっとした思いです。
記者:抱負を聞かせてください。
中瀬:次のオリンピックまで続けたいと思っていますが、30歳で限界を超えているでしょう。
今回、メダルが獲れるがどうかで、人生がかわると思っています。金を目指します。
記者:徳洲会体操クラブに入団されていかがでしたか。
中瀬:アテネ五輪で金を獲った米田さん、水鳥さんという先輩方には、練習の仕方について刺激を受け、盗んできました。
記者:オリンピックでの演技を誰に一番見てもらいたいですか。
中瀬:大津市に住む両親です。
記者:メダルを狙える、メダルに近い種目は?
中瀬:鉄棒がメダルに近いと思っています。初出場なので、新鮮な気持ちで臨みます。
記者:栗東体育館の思い出は?
中瀬:朝から晩まで練習した場所。中3のときに指導を受けた山崎先生(現在、池谷体操クラブ)が思い出深い。
記者:インターハイ2連覇された当時、オリンピックは意識しましたか?
中瀬:インターハイ2連覇は史上7人、そのうち5人は五輪出場。当然意識しました。
アトランタ五輪は雲の上だったけど、シドニーでは、頑張ればいけるという思いになった。
記者:体操を始めたきっかけは?
中瀬:小学校の同級生がバック転をやっていて、憧れて我流で練習したらできました。
その同級生に誘われて、栗東体操クラブに入りました。
記者:今、その同級生は何をされていますか?
中瀬:……知りません(笑)。