そして、○田はマスラオを駆り、女のアパートへと向かった。
「いやーしっかし、移動が楽になっちゃったなー・・・そうそう。こないだ仕掛けた
カメラと盗聴器回収しないと。」

カメラと盗聴器は意外にも発見されずに残っていた。

「おっ。いいねいいねー・・・若い女のエロなシーンが入ってると思うとたまり
ませんなぁー。」

○田は盗聴器とカメラが壊れていないことを確認し、バッグへと入れる。

「はぁーしかし、ピンクとブルーのにも飽きたしな。なんか他のないかな。」
○田は洗濯物場へと向かう。

「おお、いいねいいねぇ〜」
そこにはなんと紫色の下着があった。

(それだから童貞なんだよ、○田先生!)

数時間前に戦ったはんほぅの言葉が脳裏をよぎる。

「フッ・・・・いくらでもいうがいいさ。はんほぅ。」

その紫の下着は汗のようなもので黄ばんでいた。

「好意を抱くよ。興味以上の対象ということさ」
○田はその下着の下の部分を手に持ち、鼻に近づける。

「いくらでも、言うがいいさ、はんほぅ。ブラジャーとパンティーこそが、
私の夢、私の望み、私の生甲斐だぁぁっ!!」

そう言うと○田はそのブツをすごい勢いで嗅ぎ始める。

相変わらずの酸の効いた匂いが○田の性欲をくすぐり、快感へといざなう。

「うぉお、抱きしめたいな、まさに眠り姫だ!!」

ブツを嗅ぎ終えると○田はそれをジップロックにいれ、ベランダからマスラオ
に飛び移り、コックピットに入る。

コックピットに戻ったとき、ハロが
「ヤッタカ?ヤッタカ?」
と聞いてきたので、
「ああ、ばっちりだ」と
とびっきりの笑顔で答えた。

そして、○田は自宅へ帰還するため、マスラオを起動させるのだった。

第4話〜終〜