>>6
まず、骨端軟骨を閉じるのは成長ホルモンではなくて性ホルモンね。
男性ホルモンや女性ホルモン。これが一つ。
だから、病的な低身長症には成長ホルモン及び性腺抑制剤、すなわち
性ホルモンを抑える薬が使われるが、成長ホルモン抑制剤などは
使われない。
第二に、運動によって、ましてや体操競技などの特定競技での
性ホルモンの分泌によって身長が止まるなどと言うことを立証した
研究はひとつも存在しない。
また、運動による負担への適応の為、分泌が増えるのは成長ホルモンと
男性ホルモンだが、成長ホルモンは先に述べたように成長を促進しても
阻害しない。男性ホルモンは骨や筋肉を強化し、身長も一時的に
伸ばす方に働くが、骨端軟骨を骨化させてしまうので身長の伸びを
止める方にも働く。が、しかし、このケースの場合、「女児」だ。
女児で成長を止めるほどの男性ホルモンが分泌されることは考えられないし、
そこまで分泌したら、髭とか生えてくるだろう。
また、女児が激しいスポーツによって性徴が遅れるというケースは
東欧などでよく見られたが、性ホルモンを止めても逆に成長するということは
ない、つまり、運動によるホルモン動態は、あまりプラスにもマイナスにも
働かないと言うことだ。