大嶋のシーンで解説の丸山プロは、「来たぁ!」と一声あげてい
る。また、直前のBグループでは、Pリーグ四美神のエクストラ・ヴァ
ージン:小林ぁがスコア216で準決勝進出しており、大嶋にとっ
て悪い状況とは言い難い。しかし、ここまで右投げの選手のスコ
アは、寺下254、山田213、大石213、安藤209と、いずれも
悪くない。このレベルのスコアなら、川崎の女王:小泉にとっては
容易いことだろう。一方、今シーズンの公式戦での大嶋は全く振
るわない。そして決定的なヒントが番宣に表れている。「息を呑
む!10フレ攻防 」。10フレでは、大嶋が待機し、小泉とさくまり
が左右レーンを分かれて直接投げ合う。さくまりと10フレ勝負を
争ったのは小泉、最下位は1人蚊帳の外となって戦意喪失した
大嶋だ。では、さくまりVS小泉の勝者は。さくまりが勝つケース
は勢いのまま突っ走り、小泉は考えすぎてストライクを持って来
れなかった展開。小泉が勝つケースは、さくまりが詰めの甘さが
最後に出て自滅の展開。いずれをとるか。ここは番宣の得意の
フレーズ「劇的な結末」、「最後の最後までわからない」とまで、
今回は踏み込んでいないところに注目。となれば、ここは川崎の
女王:小泉が堅実な投球で準決勝進出、さくまりは詰めの甘さ
が最後に出て、後悔の残る失投で2位に甘んじたと予想する。


「なっちゃん」といえば
オレンジ味飲料  小島奈津子アナウンサー 塩尻奈都子アナウンサー
寺川奈津美気象予報士  大坪菜摘美プロ
様々な物や人が頭に浮かぶだろう
しかし  ボウリングファンにとっての  「なっちゃん」は
小泉奈津美プロが  およそ9割方を占めるだろう
小柄で永遠の童顔  30歳を過ぎてもその変わらないルックスは
40歳を過ぎた谷亮子が今なお  「ヤワラちゃん」と呼ばれているかの如し
しかし  なっちゃんの  控えめでシャイな人柄は
勝負師になり切れず   プロボウラーとして仇となる

そんな  なっちゃんが   今シーズンから公式戦出場を再び本格化させた
20代覇者が続々誕生する世代交代の波は
30代の世代をも飲み込もうとしている
いつまでも妹キャラではいられない   ノンタイトルではいられない
なっちゃんは   ボウリングエリート:小泉奈津美の姿を剥き出しにして
公式戦に  Pリーグに  封印された力を解き放つ


小泉     2.0
さくまり    2.1  
大嶋     3.8