既に多くの視聴者から語られているように、本日放送の1回戦
Bグループは、Pリーグ史上最高レベルの放送回となる期待感
に満ち溢れている。それもそのはず。出場3選手全員が、実力
とルックスを兼ね備え、プレースタイルも個性も三者三様の、
Pリーグのフロントランナー達が熱戦を繰り広げるのである。中
でも、最高齢にもかかわらず、番宣で唯一名前が前面に出て
いることから、Pリーグ四美神の最高峰に君臨するミス・パーフ
ェクト:名和の活躍が担保されているとなれば、最高画質設定で
放送を録画しつつ、リアルタイムで視聴する視聴者も多いのでは
なかろうか。しかし、心浮き立つ要素ばかりでないのが番宣の書
きぶり。メイン番宣は凡庸なもので、詳細部分でも唯一目を引く
のは「10Fで勝敗を分けた“危機一髪”」という言葉。過去、10フ
レ勝負となれば、接戦、大接戦という言葉が今までなら出てきた
ものだ。番宣から読み取れるのは、準決勝進出した選手は9フレ
まで大きなリードを保って来たが、10フレで逆転を許しかねない
ピンチを迎えたものの、これを克服して事なきを得たという試合展
開だったということ。その主役が名和であったことは番宣のとおり。
他の2選手も実力者ながら名和を追い詰められなかったのは、
12.27通達に端を発したメカテク・リスタイ禁止令による対応を
余儀なくされ、新たな投球スタイルに移行する過程でのプレーで、
スコアを伸ばせなかったことが予想される。名和が結果的には
余裕の準決勝進出という仮説を立てて、予告映像に目を向けて
みたい。

(つづく)