下記の文章が、通達「用具使用に関してのおしらせ」の禁止理由と
何が禁止になるのかに関わってくる部分の抜粋です。

『現行では、補助・援助器具(特にリスタイ・メカテクターなど)に関する使用規定を設けません
でしたが、―省略―
他のプロスポーツにおいての状況も調査いたしましたが、一般に補助・援助される器具など
の使用が認められている競技はありませんでした。(保護・怪我防止などを目的とするものは除く)
―省略―
補助・援助を目的とした用具の使用禁止を決定いたしました。』

まとめると
@今までは補助・援助器具の使用規定を設けていなかった。
A他のプロスポーツを調査したが、ボウリングだけが補助・援助する器具の使用を認めていた。
B補助・援助を目的とした用具の使用禁止を決定した。

要約すると
今までは、ルールの中に使用規定がなかったけど、これからは他の競技のように規定を作ります。
補助・援助を目的とした用具はリスタイ・メカテクに限らず禁止ということ。

例えば、テーピングするにしても保護・怪我防止なら問題ないが、
その目的が補助・援助を目的だったら反則ということ。


では、ボウリングの他の競技がどのような使用規定を設けているのか。
ゴルフの規定
規則14-3では、スイングを補助したり、プレーの援助となる人工の機器の使用を禁止しており、
例えば、「スイングを援助するサポーター」などを使用することはできません。しかし、プレー
の援助の目的ではなく、手首痛や肘痛などの怪我の症状を緩和するために正規のラウンド中に
テーピングやサポーターなどを使用することは規則14-3例外1の要件に該当することを前提に
認められます。