実はここで、番宣の「大波乱激戦」というワードが息を吹き返してくるのだ。
終盤まで縺れはしないものの、優勢に試合を進めていた誰かが、ミスで
流れを変えてしまった展開ならば、このワードは生きてくる。亜季がミスし
て大嶋に流れが行ったのか、大嶋がミスして亜季に流れが行ったのか。
それとも両者ともミスしてシーソーゲームとなったのか。予告映像からは
結末のヒントは見いだせない。私が最後に頼ったのは周辺要素。岩見が
準決勝敗退後のタイミングで回顧録をブログに綴り、1週間開いて放送
再開するので見てほしいと書いている。もちろん、岩見自身がチャンピオ
ン戦に出場するので視聴を促しているわけではあるが。そしてSNS無精
の大嶋が珍しく一昨日、ブログを更新し、個人スポンサー契約とTKGYM
のメンバー入りを報告している。2人のブログ更新のタイミング、なぜそう
したタイミングだったのか。はっきりしている事、岩見も大嶋も、自分達に
改めて注目してほしいのだ。出場するチャンピオン戦を見てほしいのだ。
試合巧者の亜季は、直前の決勝戦で大崩れし、ボールを変えて立て直し
たものの、格下、特に岩見に負けることは許されないとのプレッシャーに
自滅しての痛恨のミスショット。そこに付け入った大嶋が亜季を引き離し
てのシーズンチャンピオン戴冠。自分が果たせなかった栄誉を果たした
友のその勇姿を岩見も見てほしいのだ。


ナショナルチーム出身のPリーガー達
タイプやキャラクターは違えど  共通するのは
ボウリングエリートとしての気位
ファン  あるいは客との間の  見えない壁  見えない段差は言うまでもない
相手が同じPリーガーであっても  相手によっては  気位が邪魔をしてしまう

ナショナルチーム出身者の異端児  大嶋有香
大嶋有香に  気位はない
自らをポンコツと称し  自虐混じりの破天荒
目線は叩き上げ  
ファンであっても  客であっても   Pリーガーであっても
人と接する時の基準はただ一つ   相手と気が合うか  合わないか
ナショナルチーム出身者らしさは    技術と人一倍の負けん気の強さだけ


大嶋    1.9 
亜季    2.5 
岩見    3.1