>>97
単純に曲がらない玉よりも曲がる玉の方がストライク率が上がる。
そして、リスタイなどの手首がまっすぐな器具よりも手首が曲がった状態で投げられるメカテクの方がサムが抜け易く回転を増やしやすいメリットがある。

デメリットもあるがそこは割愛。

メカテクが出た頃は、団塊の世代が年配者に変わりつつあるタイミングだったのよ。
その人達の若い頃は中山律子が活躍し、雑誌にも取り上げられテレビでもゴールデンタイムで放送されるくらいのブームだった。
その世代が年を取り、無理が利かなくなり怪我も増えてきたんだよね。
ボウリング人口に対して、今よりも更にボウリングの知識がない人ばかり。
インストラクターも極端に少なく、レーンがあり、ボールがあって投げられるだけの環境。
正しい知識を持つインストラクターやプロがいても、既に体力筋力が乏しくなってきてる人達にそれを求めるのは厳しい。

それで、年配者や手首の弱い女性の為に開発されたのがメカテクやロボリストと言った手首を曲げ、固定したまま投げられる器具。
本来、正しい使い方はその人達のため。
でもその存在を知ってもらうにはプロが使ってもらうのが手っ取り早い。
「これを使えばプロみたいに投げられるんだ」と言う印象を焼き付けさせれば売り上げも伸び、故障者も減り一挙両得になる。

メカテクの使用が良かったんじゃなくて、メーカーとしてはプレゼンテーションとして使ってもらいたかったんだと思う。