―― 第3戦 決勝終了後 ――

「いや〜ちょっと準決、悪いことしちゃったなぁ。さすがに、の●レーンならス●ギくらい楽に勝てると思ったのに」
「まぁそんなもんだろ。元が下手なんだし。レーンでごまかしてるだけなんだから。アテになるわけねーじゃん」
「そりゃそうですけど…しかしなぁ…」
「なんだよ」
「第3戦って、の●ちゃん実質ス●ギとタイマンやっただけですよ? で、1勝1敗で優勝。そういうふうにしたとはいえ、こんなんでイイんすかこの番組は」
「いーんじゃね? 最後、予想外の美味しいミラクルも起こったし。ノイヲタの基地外も喜んでるだろ」
「でも、そのせいでSCがゴミみたいな面子になっちゃったじゃないですか」
「まぁしょーがないわな。そういゃ小●の顔みた?w 能面みたいになっとったなwww」
「笑い事じゃないですって。可哀想じゃないっすか、せっかくのSCなのに」
「つったっておまえ。の●の代わりに安●が出たって大差ないだろ?」
「んなことないっすよ。安●さん今年シード入りほぼ確実だし。一生懸命努力して成長してる子がイイ思いしないと、選手もスタッフもやってて張り合いが…」
「の●だって頑張ってるじゃんよ」
「え?」
「バスツアーとか」
「……(それボウリングじゃねーだろ)」
「バーベキューとか」
「……(ボウリングやめて焼肉屋やれよ)」
「だいたい、おまえがさぁ。の●使って大波乱〜やりたいつったんじゃん」
「だけど限度ってありますよね。の●とスル●相手に『大勝ちダメ!競りなさい』って。それ、小●ちゃんマジ罰ゲームじゃないっすか。1回戦もえらい目にあってるのに」
「そーいう経験が今後に生きるんだろ。あいつはレスラーとして一皮も二皮も剥けてもらわんと困るし」
「……(何の経験だよ。なんか、この番組って出たら損なんじゃないの。もしかして)」