240さんへ
1.現在ラインナップされているボールは(HRG 以降)すべて900GLOBALで作られていますので
 900系なのですが、LANE#1では新しいボールのカバーストックを決めるとき設計者のRICHIEが
 900にウレタンの添加剤を供給しているドイツの化学薬品会社BASFと一緒に何度もいろんな添加剤を
 テストして決めています。 今度発表されるBUZ−BOMBのシュア・グリップカバーもいろんなカバーストックを
 テストしたなかから最もレーンキャッチがよくバックエンドでのコアの強さを引き出すものを選び出しました。

2.H2Oはブランズウィックで製造していたボールでカバーはパワーコイル18のパールヴァージョンです。

3.オイルのある板目とない板目がはっきりしすぎると回転の弱いボールよりも強いボールのほうがその摩擦係数の
 違いをはっきりと感じてしまうため、スピードがあり回転数の多いボウラーのほうがオイルのある部分では
 ボールが走りすぎ、ない部分では大きく曲がってしまうためポケットにコントロールすることが難しくなる
 そのことをSENSITIVEといっているので、スピードと回転数が合っているボウラーにはむしろやさしく
 回転数の多いPBAボウラーにはアジャストが難しかったのではないかということです。しかしご存知のとおり
 結果はベスト8に二人だけ残ったPBAボウラー同士の決勝となりました。研究熱心な彼らのことです
 今年同じレーンコンディションを作ったとしたら必ず対策を練ってレーンコンディションを克服してくれると思いますよ。

4.私が知っている中では7−8年ほど前のオーリンズオープンで48フィートのときが最も早く感じました。
 240番グリッドでサンドしたボールでアウトからクロスしてもあまりのミッドゾーンのオイルの多さで
 ボールが泳いでポケットに届かなかったのをはっきりと覚えています。
 日本では試合であのオイルの半分でも手前に入っていたのは見たことがありません。

5.今の5パターンは投げたことがないのですが、メジャートーナメントのひとつが
 いわゆるスポーツコンディション(オイルが中の板目に厚くひかれている通常のメンテナンス
 とは違い均一に入っているため板目や回転の違いにはっきり反応しミスが許されないコンディションのこと)
 になっていてスコアが低く抑えられていると思います、PBAのホームページで調べてみてください。