以下文春配信記事から。マスコミには珍しい真っ当な意見。それでもネット配信記事だからこそなのかも。

石川の会見だってリモートでやれたはずです。15日は329人が集まった大谷翔平の帰国会見が話題になっていましたし、感染対策をすれば、石川だって出てこられたでしょう。

2021年は、松山英樹がマスターズを制し、笹生優花が全米女子オープンに勝って、稲見萌寧が東京五輪で銀メダルを取った記念すべき年。そのムードに完全に水を差しました。今後、スポンサー離れは加速するだろうし、試合数がさらに減る恐れもあります。

昭和の時代から国内男子ツアーではスター選手が崇められ、メディア側も不遜な態度に目をつむってきた側面があります。そのツケが片山の問題で明白になり、今回のような問題が起きても、JGTOや石川は後手後手で、社会常識に照らした適切な対応もできなかった。結果、ツアーはさらに苦しくなる。もはや、負のスパイラルです。

国内男子ツアーはかつて年間40試合以上を誇ったが、21年は24試合開催。テレビ世帯視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)も平均3.5%(20年5.2%)と低迷している。国内女子ツアーの38試合開催、同平均6.0%(20年6.8%)と比べても差は開くばかりだ。