昨年度賞金王のマスターズ総括

飛距離で苦戦することは覚悟していたが、オーガスタに来て「長い。本当に長い」と改めてそのことを実感した。
「毎回、6Iから4Iでピンを狙っていくのはきつい。もうちょっと寄ってくれればというのがショットもパットも続いて、
だんだん首を絞められていく感じ」と、オーガスタの難易度にはね返された。

ロープ外から見ていた妹の藍さんは「戦えてはいたので、もう少しパットが入ってくれたらなという印象だった」と振り返ったが、“もう少し”の差が大きかった。

「グリーンは思っているよりも2、3mすーっと行っちゃう。(ショットが)行っちゃいけないところに行っているのだけど、2日間で3パットを7回くらい(記録上は6回)やっている」
と、わずかな精度のずれが、すぐにストロークになって現れた。

「飛距離もそうだし、ショートゲームのバリエーション。SWから下のクラブも入れないといけないと思うし、
フェード一辺倒じゃやっぱりダメ。両方打てるようなセッティングも大事になる。いろいろやることは多いですね」