わかっていたんだ・・・・
ドコかでムリだとゆーコトも・・
あそこで ドラコンを相手に仕掛けていくなんて

でも退けなかった

三菱レイヨンのプライドでもある奔る宝石のあのDiamania X 70Xを

完全に手の内にあると錯覚してしまっていた

こたえられなかった・・・・
ただ オレが未熟だったばかりに・・・・

カーボン繊維とはとても思えないあの絶妙なフィールに
オレはこたえられなかった

初めての月例Bクラス
スタートを待つ数組のギャラリー
テークバックは完璧だった・・・
切り返しで下半身が動かない・・・
トップから急激にリリースされたクラブヘッドがティーグラウンドに
突き刺さる!!

・・・・・

愚かな一瞬のミスで
奔る宝石を失ってしまった──