「20歳でマスターズ優勝」―。8年前、小学校の卒業文集に大志を記したひとりの
ゴルフ少年は、その後わずか数年のうちに、日本を、アジアゴルフ界を牽引する
トッププレーヤーとなった。2007年5月。ほんの2か月前まで中学生だった石川遼は、
15歳で日本男子ツアーを制し、瞬く間に時の人となる。翌年には16歳でプロ転向。
恐ろしいほどの成長曲線で周囲を驚愕させ続け、2009年4月、17歳でオーガスタナショナルGCに立った。