戦後の日本の苦しみもほとんどは、こうやって、アメリカの金融財界人どもとロックフェラー石油財閥に、
一番上から、操(あやつ)られ、いいように運命を翻弄されたからだ。

だから、日本とロシアの北方領土問題というのも、ヤルタ会談(1945年2月)の時に、計画的に作り出されたものである。
日本とロシア(ソビエト)が、以後、長く、平和交渉(講和会議)が、出来ないように、わざと領土問題を作って、残したのだ。

だから、戦後の60年間の、国内言論での闘い、対立というのも、虚妄(きょもう)だったということです。
日本国内で、右(保守)と左(左翼、リベラル派)の対立というのも、世界規模で作られた計画的な対立図」の上を生きさせられただけ。

「俺は保守で、反共産主義だ」と「私は、左翼で、リベラルだ」の対立そのものが、
大きな観点からは作られたものであり、馬鹿らしいほどの嘘言論だった、ということになる。

朝日新聞の書いていることを真(ま)に受けて市民運動の活動家のような人生を送った人たちは、目も当てられない。

だから、人生は、多くの罠と落とし穴に満ちている。

ところが、長いこと日本の左翼とリベラル言論を牽引(けんいん)してきた朝日新聞は、最近は、
編集幹部(役員待遇)の船橋洋一(ふなばしよういち)氏が、デイヴィッド・ロックフェラー直参(じきさん)だから、
朝日全体を盛んにあやつって、「生き延びるためには、朝日もアメリカに付かなさくては」と扇動するので、朝日新聞は、
おかしな戦争翼賛勢力に転落して、変質しつつある。

戦後の60年もの長い期間を、世界をこのように、はじめから長期の射程と計画を持ってデザイン(企画)した者たちがいる。
おそれいるほどの大悪人どもである。

こうやって世界を、「分断して支配し」「国と国に対立と憎しみを、常に植え付け」「いつも、政治と経済を不安定な状態にし」
そうすることで、「民衆をいつも脅えさせることで、失業や、貧困の恐怖を与えることで、自分たちの言う事を聞かせ、
上からの支配を容易にする」という、そういう人々がいるのである。

身近にも、たとえば、勤め先の会社の中にも、「うちの会社は、もうすぐ潰(つぶ)れる」と言いふらしてまわる、
謀略人間のようなやつがいる。この手の、いつもおどおどして、神経質そうに、不安をまわりにばら撒(ま)いている。

本当は、こいつは、労務担当重役が、社員(従業員)の中に放っているスパイ人間である。

「うちの会社は危ない」と言ってまわることで、それで、会社員たちを脅えさせて、それで会社に刃向かわない、
従順な労働集団にするのだ。会社だって、そういうことをする。
それの数万倍はおそろしいことを、国家と支配者たち、というのはするのです。

彼らは、今の今も、次の戦争を計画している。彼らが、「戦争を作る」のだ。戦争をしないと、経済(景気)が良くならない、からだ。

これは人類の悲劇の法則である。戦争をして大破壊をやって、人間をまとめて殺さないと、
ほんの目先の数年分の景気(経済)さえもたないのだ。 日本の経済人(大企業経営者)たちの本音も、
「戦争をやらないと、景気はよくならないんだ(ただし、自国以外で)」である。

あの9・11の米中枢テロ事件も、大きな「やらせ」だということを、アメリカ国民だけでなく、世界中の見識のある人々は気付いている。

「あんな露骨なことまでやらないと、アメリカの経済はもたないのか。きっと天罰が落ちるだろうなあ」
と、優れた知能のある人々は思っている。特にヨーロッパ人たちは思っている。

多数派のアメリカ国民は、「アメリカの景気さえ維持してくれて、私たちの生活を守ってくれるのであれば、
外国が犠牲になって、どうなっても構わない。知ったことではない。ブッシュのような大統領でもいい」と居直って、考えている。

だから、アメリカ帝国は、戦争を続ける。

人間(人類)が、もっと賢明になって、次の段階に向かって進むことで、「もう、騙されないよう」と言い出して、
今の多くの作られた虚偽をみんなでうち捨てる時代にならなければいけない。