暴対課によると、去年8月、福岡市中央区のマンションで逮捕監禁致死事件が発生。5人が逮捕されたが、その捜査の過程で、オンラインカジノの売り上げをめぐるトラブルが原因と判明し、今回の違法カジノ店「セクシー」の摘発につながったという。
「セクシー」は、「スピード」というグループが運営する違法カジノ店。このグループ傘下の他の店でトラブルがあり、逮捕監禁事件に発展したという。「スピード」は、全国で、違法カジノ店を展開しているとされる。
「セクシー」は、年中無休の24時間営業。広さ180平方メートルに、パソコンが35台が設置され、1日70〜80人の客が訪れ、オンラインカジノをしていたという。2005年から営業を始め、17年間でおよそ490億円を売り上げ、122億円程度の利益を得ていたとみられる。国内最大規模の違法カジノ店とされる。
都内で「スピード」傘下の違法カジノ店が摘発されるのは初めて。暴対課は、売り上げが、暴力団の資金源になっていたとみて調べている。