戦前の頃からの問題もあって朝鮮に対するヘイト感情はどの世代にもそれなりの規模で浸透してたし、
それをちょっと焚き付けてやれば炎上することは目に見えてた
あれを敵と考えて潰したいと思う者が為政者の中にもそうでないあらゆる層に居た訳で

だからウソの情報も織り交ぜながら憎悪を掻き立てて特に問題視してなかった人らの敵意も煽り、
その敵の行いを徹底的に叩いて、それを粛々と断行する与党が正義であるという構造を作る
そうなれば敵と目された人々の行いはどれだけ矮小な問題であろうと大きく取り扱われ、
正義の執行者となった与党の行いには多少の問題点が見つかっても目を瞑るような流れが出来上がる
そうなれば何をどうしようと、その思想にのまれた人らの意に反することを
自ら墓穴掘ってしでかさなければまず安定した支持を獲得し続けて安定政権となり、
腹の中に隠してた本音も堂々と言うようになって、目論見を現実にするためにやりたい放題好き勝手やるようになる

もしそれに抗うのがいれば、上に書いたようにレッテル張りをしておけば
物事を多方面からしっかり考える人がそもそも少ない状況で、かつ嫌悪感をもつ相手には基本的に無関心になるから
問題点に対して疑問を抱く者もほとんどおらず、結果内容の正否に関わらずバカが何か言ってら、クソが、といった程度の認識しか大多数の人々は持たずに終わる

ついでに正しさを追求して何か話すものがいれば、敵に対して向けられた憎悪やヘイトがその集団にも向かうようにすれば
わざわざ得にもならないことのために真理を追求したせいで蟲のような連中から攻撃されるのは嫌だろうから
十中八九ほとんどの人が関わろうとしなくなるし、黙りを決め込むようになるだろう
そうなれば暴力的に騒ぎ立てるやつも含めて、憎悪にのまれた人たちの声がより大きくなり
そっちの意見が主流派になることは明白、だったらボコられる側より攻撃する側にまわったほうが楽だし安心だからそっちに皆流れる
そういう形でジワリジワリと首をプチリと締め上げるようにして着々と支配力を強めて来たのだ