ぼくはそこそこ勝ってテーブルを去る
高利貸し風の爺さんに「またなシッシャヤー」と言われる
ぼくは丁重に返答する
スリランカは年寄りは偉い国だから失礼があってはならない
ぼくは4万8千ルピーほど勝っていた
大金じゃないが、これだってカジノの外に持ち出せばそれなりの価値がある

ぼくはホテルのレストランでカレーとサラダを注文した
ぼくはおなかが弱いので、街中の食堂で食べない
もっぱらマクドナルドでマックライスセットを食べている
あるいはカーギルという近代的なスーパーとコンビニの中間のような店で惣菜を買う

こうして生活していると
日本にいてもスリランカにいてもあまり変わりはない
先月、インドを渡航して戻ってきたので滞在期間がまた延びてしまった
地球は狭く、どこで何をしても、あまり変わりはないのであった