こいつ、なんかカワイイなって思えてくる



     一方その頃魔界では

「シンヤさん、お怪我はありませんか!」

 慌ててシンヤに駆け寄るパンプキンナ。其れを見て皆が笑った。

「おいおい、ガラシャ程の男がその慌てようかぁね、全くもって大切にされてるねぇシンヤ君? 羨ましい限りだぁよ」

「ガラシャよ今更来ても遅いぞ! 敵兵は我等ラーの兵が蹂躙してやったわ!」

 シナンとハシャの言葉にパンプキンナが我に返る。

「申し訳ありません、少し取り乱してしまいました。」

次回

シンヤの覚悟 バデル平野への進軍