>>184
タロットの解説書には、各カードの意味やキーワードを羅列している物が多いですが、それ以外に各カードの絵柄の意味を示しているものが存在しています
例えばペンタ7のカードのたわわに実った作物と男性の表情がどんな意味を持っているかを解説している本です
例えばキングだって、その絵柄は年齢や表情・衣装・椅子(形や色・置かれている場所)・背景などに大きな違いがあり、それはその人物の性格も強く物語っています
ワンドのキングは若々しく横を向いて描かれており、ソードのキングは険しい顔付きで真正面を見据え、カップのキングは優しげで正面を向いていますが視線は近くに落としている感じ、
ペンタのキングは年老いたご隠居さんのような感じで衣装も一番派手で穏やかな雰囲気というように、全く違うんです

よく引き合いに出されますが、ナイトが乗っている馬も止まっていたり、とぼとぼ歩いていたり、いざ出発しようとしていたり、疾走していたりと4枚それぞれ違います
それら(背景の色や小物、人物の行動や表情など全て)には全てそれぞれの意味があり、その意味こそが「カードが語ろうとしていること」なのです
で、カードの解釈は「その意味を読み解いていくこと」です

ペンタの7をキーワードだけで記すとすれば
思うような結果が得られずがっかり・実りは多いが満足できない・結果が伴わない・がっかり・納得できない・物足りないなどになり、意味合いとしてはかなりマイナスイメージになります
でも絵柄では「がっかりしている割にはたくさんの実りがある」のが見て取れますし、そこからは「理想が過剰に高いんじゃないの?」って可能性も読み取れますし「贅沢な悩み」とも読めます
ですが、贅沢な悩みというキーワードを記載している本は、恐らく1冊もないでしょう
そういうのはあくまでもインスピレーションや拡大解釈になりますが、全く的外れというわけではありません

絵柄から判断すれば、なぜそういうキーワードが出るのかが理解できるので、いちいち解説書を開かなくても意味が浮かんできたり、拡大解釈が可能になったり、インスピレーションも浮かびやすくなります
絵柄は答えを導きやすくするために描かれているのですから、絵柄から判断するのは重要なことですし、だから絵柄に込められた意味を知ることが重要だと思います