>>66 の続き


ある日、わたしが外に出たいと父親に申し出た。許しをもらえた。かばんに財布、携帯を持ち、ドアを開けると、ホテルのロビーのような景色が目の前に広がる。
そこでやっと自宅ではなく、ホテルの一室を借りているのだと理解する。しばらく辺りを散策し、ウィンドウショッピングもした。財布はあるが、お金がなく何も買えやしないし、買ったところで父親にばれてしまう。
一通り散策したところで、部屋に戻ろうと思った。だけど部屋番号がわからない。近くの人(おそらくホテルの従業員さん)に聞いた。(『○○(苗字)がいて、計5人でいる部屋なんですが、部屋番号がわからないので教えてください』な感じで聞いた気がする)
教えてもらったが、ホテル自体が広すぎてなかなか部屋に辿り着かなかった。