>>22
思うところがあって無償はもう止めようと思っていたのですが…あなた様の素直な向学心と優しさに心を打たれました。
早々にあの本をお読みになったのですね、あれは気学+干支を初心者にも分かりやすく概説した好著ですが、占断の方法論は詳述されておりません。
ですのであなた様の疑問は当然なのですが、これは頁数の都合と著者の企業秘密と申しますかお考えがあってのことと存じます。

あなた様のレスを拝読しましたが、よく勉強されてるようで気学の知識としては正しいのですが、占断としては正解には少し遠いです。
ご質問の回答になるのですが、枝葉を払っても幹を救うことが鑑定の肝になります。
枝葉と幹の判別は、実占を重ねることと本邦気学の源流(園田真次郎、飯田天涯、望月治)辺りまで遡り学問として成立した背景に通じる必要があります。
※ご参考まで
著作権切れ古典はここ http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/917860
干支九星術等出版物 http://www.kamo-books.co.jp/index.html

前置きが長くなりましたが、この相談者様の「幹」に大きなダメージを与えたのは、直近の転居で「辰」の方位を取ったことです。
具合の悪いことにこの方の場合は、命式に「辰−辰」の自刑を元々お持ちなので、干支の本命殺で二重三重の大凶方位を取った形になります。
この幹が負った大ダメージに比べれば、陥入作用も月盤の凶も、枝を数本払う程度の怪我に過ぎず現状の禍の原因とは言えません。

この命式(含時柱不明)でしたら、私なら年盤『乙巳七赤金星廻座の東方位』を採用します。
発現スピード、九星吉凶、1月干・2日主・3無根の丙(2,3を重視)への作用を総合的に勘案し、合格点のつく吉方位と鑑ました。
直近転居の方災エリアをしっかり「脱出する」ならば、転居・転職どちらにも良い影響を及ぼし相談者様を救う吉方位です。
月命星は考慮に入れず、月盤は五黄・暗剣・月破・干支の本命殺(含的殺)のみ避ければOKです。
以上をもって私の本件占断とさせて頂きます。ご健闘を祈ります。>>9