男です
気持悪くて思わず起きてすぐメモりました
内容がすこし怖い感じなので、苦手な方は飛ばしてください



冬季オリンピックを観戦後、近場の路地裏?に入った
会場からはそう離れていないにも関わらず、おもての歓声は一切聞こえない
どのも店もなぜか開いておらず、唯一空いていた「みみ垢はな垢」という店に入った。今思うと、ひどい名前の店だなぁ

その店に頭だけ入れ覗き込んだ。中には客は誰もいない。
入って右側の厨房内で店主が下を向いて仕込みをしているような感じだった。
左側には奥さんらしき方がいて、こちらもハンバーグの様なものを固めていた。思わず、
「空いてますか?」
と尋ねたが、何も反応がない。代わりに壁に直接、「〜1:45 」と書かれているのを見つけ、まだ大丈夫かとそのまま店に入った。いまが何時かは確認しなかったが、1:45を回っている時間ではないことは確信していた。

僕ら3人は席に着くと、つきだしを出してくれた。白いお肉が目の前に置かれていた。意外と美味しかった。
「これ、何で作ってるんですか?」
いつのまにか隣に立っていた店主が
「人の指の肉と垢をこねたものです」
と答える。正直、気味が悪かったが、店の名前もあったため、そういう設定の店なのかなぁと思う事にしていた。
店主も奥さんもまったく笑っていなかった。奥さんは手元を一切見ずに、宙を見つめながらハンバーグの仕込みだけを延々と続けていた。