仏教 「諦める」四つの真理(諦)を説かれたという。
第一の真理は、この迷いの生存は苦である、という現状認識。
第二は、その苦は飽くことなき欲望から生ずる、という原因究明。
第三は、その欲望の滅した境涯が苦のない悟りであること。
第四は、悟りを得るには正しい八つの方法に依るべきこと、である。
ここで注意すべきは、仏教が、我々の苦悩の原因を、我々の飽くなき欲望、
我々の無知に帰している点である。
ややもすると、我々は、自分の苦悩は、社会が悪いから、あの人のせいだからしょうがないといって、
「あきらめる」ことでよしとする。
逆に、それは自分の欲望、無知に基因すると「諦める」ことができれば、現状を受け入れ、解決の方法をみつけやすい。