A=孔子

人間関係の序列や礼儀、規範を思想的に体系化
もっとも現世的な宗教といえる
超越的、観念的なものを別次元のものとせず、現実とはっきり区別しない
Aの比率が高い東アジアから必然的に生まれた思想、宗教
超越的、観念的(=神)を想定せず、もっとも現実的、政治的な宗教といえる
巨大な人口を抱える東アジアを皇帝のもとに統治するために生まれたともいえる
農耕民族的思考(農耕は組織的、社会的な基盤を絶対に必要とする)
ヨーロッパのカトリック的な権力機構(ヨーロッパはAが多い)とも親和性がある

O=キリスト

愛(つまり他者への情感)を基礎に人間関係、社会を規定する
その背景には超越的、観念的な存在である神にあり、神は生死を越えた存在であり
それは究極的には個々人の心のなかにある生死を超えた超越的なものへの憧れと
他者、世界との一体感である
キリスト教でもプロテスタント的であり
Oが多いアメリカ、イギリス、ラテンアメリカがもっとも浸透している
皇帝ではなく、個々人が情愛、情感のもとに結びつき、その結びつきの上に超越的な神がいるというイメージ
狩猟民族的宗教(神=超越的なものへの生贄)
(ひとつの獲物=神をもとめる行為)ともいえる