ミシュラン「ブリジストンはピレリに入札で勝てない。何故ならブリジストンは俺たちに近いまともな理念と考え方を持ってるから」


ボナルデルはさらに、今回のFIAの入札において、ブリヂストンがピレリに勝つ現実的なチャンスはないとも考えている。

「F1が本当にほかのタイヤメーカーに興味を持っているのかどうかは私にはわからない」

「入札の招待状は新規参入者のために書かれたものではなく、現在のサプライヤーのために書かれたものだよ」

F1関係者の中には、ブリヂストンが現在のところ入札参加について口を閉ざしているのはそのためだろうと考えている者も少なからずいるようだ。

「理念、考え方、戦略的目標という点では、ブリヂストンはミシュランとそれほど違わない。彼らの方がピレリよりも我々に近いのは確かだよ」

そう語ったボナルデルは、次のように付け加えた。

「もし、ブリヂストンがF1に参戦することでタイヤのデグラデーション(性能低下)のデモンストレーションを行いたいと望んでいるのだとすれば、私は驚くだろうね」。