F1アルファタウリの角田裕毅(23)に、王者レッドブルへの昇格話が再燃している。

アイルランド紙「アイリッシュ・ミラー」は「レッドブルは、脅威にさらされているセルジオ・ペレスの後任として3人のF1ドライバーをラインナップしている」と報道。レッドブル側が第2ドライバーのペレスのパフォーマンスに不満を持っているとの観測が広まる中、電撃解雇の場合に王者のシートを獲得する有力候補を特集した。

同紙はマクラーレンのランド・ノリス、レッドブルで第3ドライバーのダニエル・リカルドとともに、角田を有力候補として指名。「半年前、角田がレッドブルのシートを巡る議論に加わるだろうと予測する勇気のある人はほとんどいなかった。しかし、実力が足りないアルファタウリの車で今季を見事に安定してスタートさせたことで、状況は一変した」と角田の評価が急上昇していると指摘した。

そして「これまでとの違いは、彼が運転でそれを補っていることだ。今季これまでのすべてのレースでポイント争いに加わっており、まだ獲得に成功したのは2回だけだが、角田は期待どおりに進歩しているというのが大方の意見だ。フランツ・トスト代表も角田が25年にレッドブルに参戦する準備ができていると語っている」と期待の高まりを強調した。

王者への電撃昇格があるのか。角田の動向に注目が集まる。