>>473
当時のホンダの2チーム供給に関しての最優先事項は

・中嶋をF1に乗せる
・セナをホンダで走らせる

ところがJPS(インペリアルタバコ)がロータスのスポンサーを降りた
ホンダとロータスとの契約では

・セナを乗せること
・ジェラール・ドゥカルージュをテクニカルディレクターとすること
・JPSがメインスポンサーであること

が絶対順守条件だったのでロータスの重大な契約違反により契約を破棄することもできた

それとは別に以前よりマクラーレンのロン・デニスもプロストを伴ってエンジン供給交渉をしていた
そこで桜井はセナをマクラーレンで走らせるという選択肢も考えた
ホンダ内ではセナ・プロスト・ピケ・マンセルをホンダエンジンで走らせたいという意見も少なくなかった
しかし日本でF1の認知度を上げたかった桜井は悩んだ末当初の予定通りセナと中嶋をロータスで走らせた

重要なのは中嶋は当然としてセナの契約に関しても事実上ホンダの意向によって決まったということ
セナがロータスとの契約交渉の駆け引きとしてホンダを利用したのは事実かもしれない
しかしその時点ではセナがホンダを引き連れてどうこうするというまでの力はなかったと思うよ