「ジャパン・パラドックス」欧米が日本のコロナ対策を奇跡と呼ぶ理由
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欧米の政府当局者は日本の新型コロナウイルス対策の効果について、畏敬の念を込めて「ジャパン・パラドックス」という言葉を使うようになった。
ケーキやチーズをよく食べるのにフランス女性にスリムな人が多いことを「French Paradox」と呼ぶことに由来する。

では、なぜ「ジャパン・パラドックス」なのか。それは、ひとえにコロナウイルス感染者の死亡率が圧倒的に低いことから来ている。

日本政府は当初、コロナ対策に関して国内外から厳しい批判を受けたが、今現在、感染抑制で最も成功している国の1つと見られている。
3月26日時点で日本の感染者数は1307人、死者数が45人で死亡率は0.035%である(総人口10万人当たりの死者数から算出、詳細は後述)。
都市国家のシンガポールや香港などは徹底的な非医薬品介入(NPI)を実施し、死亡率はそれぞれ0.036%、0.054%に留めている。

イタリアの死者数7503人で死亡率は12.41%、
総人口4675万4778人スペインの死者数3647人で死亡率7.80%、
総人口6527万3511人のフランスの死者数1333人で死亡率2.04%、
総人口3億3100万2651人の米国は死者数1050人で死亡率0.32%、
総人口14億3932万3776人の中国の死者数3291人で0.22%、
総人口5126万9185人の韓国は死者数131人で死亡率0.26%である(米ジョンズ・ホプキンス大学調査の3月26日夕方時点)。