マクラーレンは「やっつけ仕事であろうと何とかしてしまう総合力は侮れない」
ってのは、まだカーグラの編集長やりながらF1の解説始めた頃に熊倉氏がコラムで書いてた。

そのうえで変なところが壊れたりしない品質管理や工作水準という点でもレベルは高いから、
クルマ自体は平凡でも、その平凡なりの結果はきちんと出せて
馬鹿げた理由でレースを失うっていうのが無い。

ウィリアムズは悪いけど真逆みたいなところがあって、
ヘッドの手堅い部分とニューウェイの先鋭的な部分がうまく噛み合って
設計の面では凄く良いはずのクルマが出来てるはずなのに、
部品管理のレベルはせいぜいベネトンかジョーダンが金持ちになった程度的ないい加減さを感じる。

だから一体何回ホイールナットが外れるんだよとか、
元々何に使ってたのか分からない鉄パイプでステアリングシャフト作っちゃったとかいう
チャンピオン争いするようなチームだったら考えられないようなことが起きる。