実は現行GT-Rのあの変態駆動システムは
要はRS200のそれを前後引っ繰り返しただけ、というのは案外知られていない。

その点ではトニー・サウスゲートはレイアウトの才とか先見の明というべきものは
きちんとあったという事に。実際に30年進んだアイデアを盛り込んでいたうえに
度重なる悲劇ゆえにエヴォリューションモデルの投入が制限される状況において
性能の片鱗を見せるだけの結果は残せてるんで。

にしても工業デザインというよりは完全に「競技で使うための武器」として割り切ってる感。

アウディがミッドシップクアトロの次に計画してたMCSグッピーみたいなアレも
そうした思想のさらに先にあるものだけれど
RS200をさらに特化させたやつと、例のアウディグッピーとランチアECV2が
本当に実戦投入されるような状況にエスカレートしたら一体どうなってしまったやら。