ベルガーは印象的な勝利が多かったし、期待度という意味ではかなり大きなものがあった。
高速コーナーが速いという評判は定着して伸び盛りで勢いもあったし、
90年の開幕前は「ついにチャンピオン争いができるマシンを手に入れた」とされ、
フェラーリの戦闘力が疑問視されていたので、セナとのチャンピオン争いが注目されていた。
それなのに未勝利でランキング4位と大いに期待外れの結果。
91年も全く安定感がなく、それまでの「次代のチャンピオン候補」という評価は
完全に過大評価だったことが証明された。