>>337
そのコンプライアンスのソースとなる基準が両者で決定的に異なる
スバルは国交省基準と比較して過剰な社内基準を作り、その為に実地研修が必要という建付けになっていたわけで
つまり他社工場では一人前の検査要員として従事でき法的に義務付けられたスキルを持つ者でも、スバルの社内基準においては不足であり、
国交省基準とスバル社内基準の格差を埋めるための実地研修をどのように行うかと言う事が明文化されていなかったことが問題の本質
スバルに問題があったのだとすれば、その手順が明文化されていなかった為、社内調査において「未資格者が検査に従事」という報告がなされ、
日産の問題で世論が大きく揺れるなかで吉永社長が半ば勇み足的に「弊社においても未資格者による検査が行われていた」と会見したこと
実際には国交省基準を満たした者が従事しており、不適格者により品質のコントロールが効かない状態で不正が組織的に行われていた日産とは、
事情が全く異なる
この件について最も被害を受けたのは、日産においては過少品質の製品を購入してしまったユーザーであるが、スバルにおいては事実上ユーザーは
損をしたとは全く言えず、被害者があるとすれば専ら株主や販売店などのステークホルダーである
彼らはもっと吉永氏の過剰な対応についてもっと強く追及して良い

今般の「不正検査問題」は「不正」の内容が全く違い、被害者が存在するもののその層も大きく異なる(=構図が異なる)のであり、全く別次元の問題
この2つの問題を全く同じものだとするのは、免許不携帯運転と無免許運転が同じ法律違反であり等しく罰せられるべきというのと同じ暴論