『F1 世界最速への挑戦 第2回』より


ブーリエ:
「苦戦は予想していたが、公言できなかった。」
「やっと現実を認識できたので、失われた時間を取り戻したい。」
「もっと人が必要だ。時間は買えないが“開発力”は買える。」
「ライバルが450人なら、我々は700人を投入しないと追いつけない。」
「失われた時間を取り戻すには、経験を買うしかないだろう。」
「F1の経験者を雇えば、開発時間はかなり短縮できるはずだ。」

新井:
「非常に辛辣なコメントをいただいたが、経験がない部分はそうかも知れない。」
「他チームでエンジニアをしていた者がホンダに来て、すぐに戦力になり
 リーダーシップを発揮できるか、 そんなに簡単な開発をしていない。」
「困っていることを解決しようと思ったら、優秀な方や知見を持った人が来たら、
 その人が解決することになる。」
「我々は外からサポートして見ていることになる。経験値も伸びない。」
「ホンダとして出ていくなかで言うと、人が育つのは大きな財産。」
「気持ちはありがたいけども、我々のスピードが最速だと説明している。」


マクラーレンからホンダが言われ続けていたことを、
別れの決まった今になってお返ししているという情けない話。