徐々に新井化する長谷川さん


ホンダF1、アップグレードなしに0.3秒向上。「あとはトークンを入れるだけ」  2016.05.24
http://www.as-web.jp/f1/17515
ホンダF1プロジェクト総責任者、長谷川祐介氏は、現在使用しているバージョンのパワーユニット
からはほぼすべてのポテンシャルを引き出すことができたため、あとはアップグレードを入れて
向上を図っていくと語った。
・・・
「私たちはまだアップグレードや新しいハードウェアは一切導入していません。それでもセッティング
 変更だけですでにコンマ数秒、約0.3秒をエンジンから引き出しました。とても心強いです」

「パワーユニットだけ、特にセッティングだけでタイムが向上するというのは自然なことではありません。
 逆に、(開幕戦)メルボルンでエンジンセッティングを最適な状態にしていなかったということです」

「今、使っている仕様のエンジンからは最大限のパワーを絞り出していると思います。メルボルンから
 同じ仕様を使い、そこから徐々にパワーを絞り出してきました。今はほぼ最大限のパワーを達成
 しつつあると考えています」

「パワーをさらに向上させるためには、アップグレードが必要です。新パーツを入れたり、燃焼関係を
 改善しなければなりません。コントロールセッティングの面ではすでに最高限度に達しつつあるのです」

「トークンを効率的に使いたいと思っています。燃焼関係をモディファイするには2トークン必要です。
 さらにモディファイするには再度2トークンが必要になります。ですが、この2回のモディファイを
 同時に行うのであれば、2トークンだけで済むのです。そのため私はできるだけ待ってから入れたい
 と思っています」