>>939
最初は駄目でも戦闘力的にそれなりに成功したものはある
(ターボ時代のトヨタGr.Cとか、F3000のF102〜104系とか)けど
「商業的に成功したもの」というとむしろ皆無に等しいと言った方が良くて、
「ビジネスの才覚」といわれるとむしろ無い方に属するんじゃないのかな。

例えばF3はお値段でダラーラと同じとはいかなくてもお客さんが受け入れられる程度で
ダラーラより速い(少なくともF3000でいうローラに対するレイナードみたく当たれば圧倒出来るとか)、
パーツサポートも「ダラーラ並みとはいかないけど計画的にストックしてれば届かなくて困るほどじゃない」
というくらいなら一定レベルでシェアを得られるけど、実際には全くそうはならなかった。

「日本のコンペなんてどうせ八百長みたいなもん」っていうなら
インディカー、とは言わないまでもアトランティックとかインディライツとかのコンペにでも
出てみればいいところだけど、そこでまたそういう意図も無いわけでしょ?
最近ではライツが2015年にクルマが新しくなってた(エンジンもインフィニティ→マツダになってる)模様。

もっともスーパーフォーミュラより頑丈なやつ(一説にはスイフトのアレが前回のコンペで
ライツ用に作って不採用になったやつだというから、つまり最低限アレより優れたもの)を
立ち上げ時点で車体一式数十台と当面のスペアパーツ一式、それが次のマシンに引き継ぐまで
安定供給できるだけの生産キャパが無ければ出来ないってことでハードルは高いね。

実はローラとは喧嘩別れするのは色々な意味で得策じゃなかったんじゃないのかなとは今でも思う。
当時のローラは確かに品質が多少不安定な面があったようだけど
(CARTでも戦闘力でレイナードを凌駕してるのにハブベアリングとか妙なところの故障でレースを落としてたり、
フォーミュラニッポン用のマシンも細かい部分の精度が滅茶苦茶だったとも聞く)、
そういう部分を改善するノウハウを提供しつつ技術提携してれば両方生き残れたんでは。