囲碁の井山四冠に紫綬 「エヴァ」庵野氏、北京五輪金の小林選手ら―春の褒章
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 政府は28日付で2022年春の褒章受章者を発表した。受章者は688人(うち女性192人)と20団体。
学術やスポーツ、文化・芸術分野で優れた業績を挙げた人に贈られる紫綬褒章は、囲碁の井山裕太四冠(32)、
「新世紀エヴァンゲリオン」などの作品を手がけた映画監督の庵野秀明氏(61)、北京五輪個人ノーマルヒル金、
ラージヒル銀の小林陵侑選手(25)らが選ばれた。29日に発令される。

 紫綬褒章には、多数のヒット曲を送り出した作詞家の秋元康氏(63)、批評性豊かな作品を執筆した小説家の島田雅彦氏(61)、
舞台を中心に活躍する俳優の岡本健一氏(52)も選出された。北京五輪スノーボードの平野歩夢選手(23)、
パラリンピックアルペンスキーの村岡桃佳選手(25)ら金メダリストも受章が決まった。
 また、「ニート」と呼ばれる若年無業者らについて研究する東大教授の玄田有史氏(57)も選ばれた。
 主に農業や商業、工業に従事した人が対象の黄綬褒章には、ブランド米「つや姫」栽培に取り組んだ土屋喜久夫氏(68)らが決まった。
 受章者の内訳は、紫綬褒章が21人(うち女性3人)、黄綬褒章は199人(同17人)、
産業振興や社会福祉に貢献した人が対象の藍綬褒章は451人(同161人)、社会奉仕活動で実績を挙げた人が対象の緑綬褒章は
11人(同10人)と20団体、人命救助に尽力した人に贈られる紅綬褒章は6人(同1人)だった。