「母親を殺害した殺人罪に問われた山形県米沢市赤崩、無職、土田博行被告(23)に対し、山形地裁は23日、懲役14年(求刑・懲役15年)を言い渡した。木下徹信裁判長は事件がアニメの影響だったことを認め“内面に抑えられていた妄想が現実化した。
理解困難な動機に酌量の余地はない”と述べた。判決によると、土田被告は高校生の時に見たテレビのSFアニメ番組『新世紀エヴァンゲリオン』に出てくる、“(人類の)進化の最終結論は滅亡”という言葉に共感し、“人間は地球環境を破壊し、不必要”と考えるようになった。昨年6月25日、会社を無断で早退し、自宅で母親(47)の頭を木製バットやスコップで数十回殴打し殺害した。