>>863
人として、観客の感情として言いたい事は分かるけど

物語としては、それで今度はネルフ、ゲンドウ側を見れて
話が展開されて進むから
Qでのミサト達への嫌悪感やガッカリして残念な部分も含めて
きっと制作側としては巧いんだよ

そういう反応を引き出す為に見せてる、作った流れでもあるわけだし
ミサト達へ甘えられない、心を開けない
急に拒絶された、僕が嫌いなんだ!を旧劇とは違うシーンで見せて
シンジの環境、状況を追い込んでいく、カヲルへの依存性を高める為のステップ、お膳立て

我々が求めていた世界ではない、我々が求めていたミサト達ではない
でも、これこそが新劇の新たな部分だし、やっと総集編のやり直しではなく
新たなエヴァが観れる、そう思った人も多かったから評価する人も多い
酷評する人も多いので、どちらも正しい見方

これって現実の戦争なんかと同じだよね
自国側の勝利には諸手を挙げて賛成する、賞賛する人が多い
大敗すれば、相手側の残虐な行為だと責める
要は見方を変えれば、一つの事象や結果も全く違う見方ができるのが現実の世界

人は正しくあろうとする
でも見方を変えれば、それが愚行や愚挙、蛮行だったりもする

問題は、観客側が観たい世界じゃなかった
でも、それがシンジを取り巻く辛い現実、環境で
そこを先ずは受け入れて認識した上で、彼がどう生きるかを見守ったり
考えていくのも大切なんだと自分は思ったよ

ミサトもアスカも、まだしっかりシンジが好きで大切に思っているのも分かるし
だからこそ、本音をぶつけた

サルベージしたら、ひょっこり現れた14年前の浦島太郎少年をシンジをシンジとして見ている
ストレッチャーに寝かされて運ばれていく途中
足の裏のマーキング、碇シンジ?の【?】が…碇シンジとしてちゃんと認められた証拠でもあるし
これから先のシンジと彼らの関係性の変化を見守りたいかな
最悪からスタートした時って、妙に感動するしねw