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なぜエヴァは楽しまれなくなってしまったのかpart28

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0001名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/03/12(月) 10:35:01.75ID:???
・ここは、なぜエヴァは楽しまれなくなってしまったのか?
 または、なぜエヴァは楽しまれてるのか?について、その理由を述べたり、議論したり、追究したり、語ったりするスレです。
 思ったこと、思うことを書いてみましょう!

・雑談は基本OKだけど程々に。
 
・節度ある態度で楽しく!

・ここはアンチスレではないので、エヴァや他のアニメを叩きたい人は各アンチスレへ行きましょう。

前スレ&テンプレは>>2-18
0399名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 15:49:32.56ID:???
教師「どうした、小島」
茜「ごめんなさい。だって…だってしょうがなかったんだもん。許して。う、うう、うう…」
教師「しっかりしろ、小島。どうしたんだ」
茜「う…うう…はははは。はははは。はは。はははははは。はははは。ははは。はははは。ははは」

プームプーム:
今更遅いんじゃないかな。
大切なものを無くした事に気付いても、僕らを置き去りにしたのは君達自身なんだからさ。
0402名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 16:09:24.38ID:???
光の蝶々と戯れる真名花とそれを見守る子供達。

茜ファントム「あの人が、あなたを助けてくれたの?」
プームプーム「だから、彼女は僕の一番の友達なんだ。
あの子達も、不思議な力を持っているんだよ。彼女みたいに」
茜ファントム「不思議な力?」
プームプーム「軋みが生んだ力。抜け殻になる前の朽ちていく前の叫びみたいなものが、
そのまま彼らの能力になったんだ」
茜ファントム「ふーん。あなたまだ名前ないんでしょ。名前付けてあげる。プームプーム」
プームプーム「プームプーム?」
茜ファントム「幸せの風船をくれたから」
プームプーム「プームプーム。いいね。じゃあ僕はプームプームだ」
茜ファントム「プームプームは天国から来たんだよ。風船にぶら下がって旅をするの。
お花の国や、お人形の国や、恐竜の国」
真名花「おはなのくに」

大量の光の蝶々と風船が飛んでいく。

プームプーム:
そう、皆僕の友達。
ここが僕らの国。
切り捨てられ、置き去りにされた僕らの。
ここが永遠の国なんだ。
0404名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 16:20:36.52ID:???
藤花「知ってる?茜。ほら、A組の吉沢早紀って子、こないだすれ違ったさ。
何か自殺しちゃったらしいよ。家で手首切ったんだって。何だか多いよね、最近そういうの」
茜「別にいいんじゃない?どうせ抜け殻の方でしょ?本物の早紀ちゃんは生きてる訳だしさ」
藤花「茜?」

風船を持った女子高生に手を振る茜。
0405名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 16:23:55.29ID:???
茜ファントム「どうしたの?プームプーム」
プームプーム「誰か来る」
茜ファントム「友達?」
プームプーム「分からない。友達だとしたらとても素敵な友達。でもそうじゃないとしたら…」
0407名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 16:34:51.17ID:???
真田ファントム「えーん。えーん…」
凪「こんな所で、どうしたんだい」

凪に火を放つ真田ファントム。

凪「ちっ」

子供達が現れ次々と火を放つ。

凪「く、くそ!」
真田ファントム「やっつけた。大人をやっつけたぞ」
早紀ファントム「康くんすごい」
0408名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 16:36:55.74ID:???
プームプーム「やっぱり、君ほど素敵な友達は初めてだよ。
待ってて、きっと助け出してあげるから。暗い淵の底から」
茜ファントム「プームプーム、追いかけようよ。大人をやっつけよう」
プームプーム「それより友達を集めよう。もっと沢山の友達をさ」
茜ファントム「うん!」
0409名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 16:40:18.59ID:???
藤花「茜、やっぱり変だよ。この頃なんだかさ」
茜「藤花、ちょっと付き合ってくんないかな」
藤花「え」
茜「会わせたい子がいるんだ」
0410名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 16:43:42.43ID:???
藤花「ねえ、茜。茜ってば!」
茜「その子ね、友達を欲しがってるんだ。一人でも沢山の友達を。
ねえ、藤花。もし大切なものを無くして、でももう一度それを取り戻せるとしたらどうする?…藤花?」
0411名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 16:55:04.36ID:???
鏡の家を入り込んだ凪はそこの鏡を割り、ふと誰かの気配に気づく。

プームプーム「さっきはごめんね」
真名花「ごめんね」
凪「お前は何だ」
プームプーム「さあ、おいで。僕らは友達になれるよ」
凪「お前もマンティコアの同類か?」
プームプーム「何を言ってるの。僕は塊だよ」
凪「塊?」
プームプーム「大人が切り捨てたもの。いつの間にか置き去りにされた大切なものの塊さ。
そのくらい君はとっくに知っていったはずだ。だからここへ来たんだろ?
感じたよ。君が誰よりも僕らの仲間になりたがっている事。さあ」
凪「何を言ってる。誰に向かって話してるんだ」
プームプーム「君だよ」
真名花「きみだよ」

光の蝶を飛ばす真名花。

凪「う…」
0412名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 17:06:46.59ID:???
死んでいる誠一に向かってお父さんと叫ぶ幼い凪。
入院中の慎平会話。
お見舞いに来てくれた友人との思い出。
世界の敵と戦う凪。

プームプーム「どうしてそんなに、自分は一人だって思い込もうとしているの?
どうしてそんなに苦しみを封印しようとしているの?
強がらなくていい。もう、苦しまなくていいんだ。さあ」

泣いてる幼い凪と目が合った凪は、もう一度鏡を割る。

プームプーム「大人め」

凪はたまらず鏡の家から飛び出す。

凪「…!」
子供達「見つけた」
早紀ファントム「大人がいたよ」
良樹ファントム「見つけたよ」
凪「冗談だろ」
0413名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 17:07:45.19ID:???
死んでいる誠一に向かってお父さんと叫ぶ幼い凪。
入院中の慎平との会話。
お見舞いに来てくれた友人との思い出。
世界の敵と戦う凪。

プームプーム「どうしてそんなに、自分は一人だって思い込もうとしているの?
どうしてそんなに苦しみを封印しようとしているの?
強がらなくていい。もう、苦しまなくていいんだ。さあ」

泣いてる幼い凪と目が合った凪は、もう一度鏡を割る。

プームプーム「大人め」

凪はたまらず鏡の家から飛び出す。

凪「…!」
子供達「見つけた」
早紀ファントム「大人がいたよ」
良樹ファントム「見つけたよ」
凪「冗談だろ」
0414名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 17:15:08.68ID:???
茜「知ってる。これ、知ってる。これ、私の世界。私が書いた世界だよ。
仲間に入れて。一緒に遊んで。ねえ、遊ぼう。一緒に。
いやあ!離して!離して!」

飛び降りようとした茜を、凪が助けるのだった。
茜ファントムを見て、自殺を思いとどまる茜。
口笛に導かれるように進んでいく子供達。

茜「待って!」
凪「こんな所に長居は無用だ!」
茜「いや!いやああああ!」
0415名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 17:23:23.57ID:???
ブギーポップ「人知れず葬られたおとぎ話の世界。それも過去という訳かい?
他の波及が収束しつつある中で、君だけは進化を続けていたって訳だ」
真名花「あ…」
ブギーポップ「残念だが、君達の幻影に呼応するかのような友達は僕の中にはいない。
君達のいう大切なものなど持ち合わせていないんだ。何しろ、僕は受動的なんでね」
真名花「う…」

火をかわすブギーポップ。

真名花「ああ…う…」

真名花は観覧車から転落してしまう。

プームプーム「は…!」
0416名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 17:35:54.32ID:???
プームプームが下に降りて見ると、そこには老けた真名花が横たわっていた。

ブギーポップ「もっと早く気づくべきだった。まさかあの事件が、
こんな形の波及を生むとは思ってもみなかったよ」
プームプーム「お前は何だ。彼女に何をしたんだ。どうして彼女をいじめるんだ」
ブギーポップ「彼女が世界の敵だから」
プームプーム「世界の敵?どうして」
ブギーポップ「君をつくった」
プームプーム「僕を?」
ブギーポップ「自分でも分かっているはずだよ」
プームプーム「僕はただ遊んでいただけだ。友達と遊んでいただけだよ。
どうしてそんな目で見るの。僕が何をしたっていうのさ。僕は…僕は…」
0417名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 17:54:26.24ID:???
プームプーム「切り捨てられて、置き去りにされて、暗い淵の底でずっと独りで。
でも、でも彼女に助けられて。だから僕は他の皆を助け出して、そして一緒に」
ブギーポップ「いい加減、純粋を装うのはやめたらどうだい?」
プームプーム「え」
ブギーポップ「君は、自分が誰かに切り捨てられた過去だとでもいいたそうだが、
そうじゃない事は自分が一番よく知っているはずだ。
もちろん、置き去りにされたものの塊でもない。君は喪失の嘆きそのものだ」
プームプーム「違う!」
ブギーポップ「失ったものが全てだったと思わせる何か。
二度と手に入らないものに、もう一度手を伸ばせと命じる何か。それが君の正体だ」
プームプーム「違う!違うもん!」
ブギーポップ「君は存在そのものが幻惑だ。その、幻惑の先は」

早紀の自殺。
風船を手渡された者。
康「何だよ。これ燃やせば良かったんじゃんかよ」
0418名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 18:09:18.38ID:???
ブギーポップ「とんだハーメルンの笛吹きだな、君は」
プームプーム「うるさい!僕は、僕と同じ友達が欲しかっただけだ!」
ブギーポップ「違うな。失われたものと、それを嘆くことは、子供と大人ほどに違う。
君は大人なんだよ。誰よりも。子供のふりをして友達を騙していた。君は本当に美しいものを侮辱していたんだ」
子供達「友達じゃなかったの?」
子供達「違うんだ」
子供達「友達じゃなかったんだ」
子供達「嘘つき」
子供達「嘘つき」

消えていく子供達。
0419名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 18:21:10.12ID:???
プームプーム「現在を正当化するために、過去を否定するのが人間の常だ。
でも、今まで人間の現在が正当化に値した事があったと思うかい?」
ブギーポップ「…」
プームプーム「いつだって異形呼ばわりされてきたのは、僕らの方だった。
現在という歪な秩序を守る、ただそれだけの為に、僕らは異形なるもの、
いまだ人間ならざるものとして、否定され、強制され、封印されてきた。
その蓄積の中で、僕だけは、本物の異形になっていたらしい。
でも、これだけは分かってほしい。目的は復讐じゃなかった。
僕にはもう分からない。生まれたこと自体、悪だったんだろうか」
ブギーポップ「波及なんだよ。君も彼女も」
真名花「あ、あ、あ、あの…」
ブギーポップ「君らはお互いを犠牲にしあっていた。彼女の能力がはからずも君を生み、
そして、君は彼女を消耗させ続けた。もうすぐ彼女は死ぬ」
プームプーム「ごめんね」

消えるプームプーム。

真名花「あ…」

そして降り出す雨。
0420名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 18:27:16.99ID:???
茜:
僕は消える。
消えてなくなる。
でももしかしたら、いつかまたどこかに現れるかも知れない。
その時は…君の友達は僕と遊んじゃ駄目だよ。
0421名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/23(月) 18:34:03.66ID:???
茜「ん」
藤花「あ、何これ、茜。プームプーム?へえ、小説?」
茜「ちょっとやめてよ。やめてったら」
藤花「いいじゃん、減るもんじゃないし。友達でしょ。見してよ」
茜「やだー」
藤花「見してってば」
茜「返してよー」
0424名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/24(火) 14:34:57.94ID:???
康子「望都!置いてっちゃうぞ!」

皆が歩いていく中、一人うずくまる望都。

康子「望都」
望都「きゃあ!」
男子達「何」
理恵「ほっときゃいいのに。あんな奴」
康子「ちょっと皆、来てよ!」
男子達「お、おう」
理恵「もう」
0426名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/24(火) 14:41:56.02ID:???
理恵が帰宅すると部屋が発光する。
気付かず自分の部屋に入った理恵は、笑いを抑える事が出来なかった。
それは嗚咽に変わり、引き出しを開け、カッターナイフを取り出す。
リストカットしようとする理恵。

理恵「何で生きてんだろう、毎日」

光の蝶が真名花とブギーポップの元へ飛んでいく。
0433名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/24(火) 14:57:37.63ID:???
真名花:
私、どうして生きてるの?
たったの5ヶ月。
月に満たず、産まれたくもないのに。
5年前、父親知らずの罪を背負った。

美代「悪魔よ。悪魔の子に違いない!」

飛んでいく光の蝶。
0435名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/24(火) 15:08:22.80ID:???
真名花:
忌まわしい悪魔の子。
それはすぐに分かった事。
一人だけ、たった2年で。
化け物。
他の子は見た事無いけど。

美代「真名花!」
真名花「いや!」
美代「誰かに見られたらどうするの!」

真名花:
だって一度も家から出られずに、たった一人。
ううん、この人と二人。
一体誰?
お母さん?

真名花「わーん!わーん、わーん…」
美代「お前はずーっとお婆ちゃまと一緒にいればいんだよ。お母さまみたいな目に遭わないようにね」
0437名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/24(火) 15:21:17.64ID:???
真名花:
騙されて、きっと捨てられて。
それでも愛してる。
それでも信じてる。
誰を?

美代「悪魔よ!父親は悪魔なんだわ!」

真名花:
一人で産んで、私を産んで、
痛みの中で熱にうなされ、気が付いたら、全てが消えてた。

真弓「お母さん?」
美代「ん」
真弓「何これ?」
美代「…」
真弓「…」

真名花:
それ以来、別れたきり。
何故って?
会っても、あの人には分からないから。
産んだ事さえ、覚えてないのだもの。

飛んでいく光の蝶。
0439名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/24(火) 15:32:28.51ID:???
真名花:
光の蝶。
こうして私は、世界を知った。
私にとって、世界はこのように、過去が幾重にも折り重なって揺れている、歪んだ虹。
秩序と無秩序が交差する狭間で、悲しみも、痛みも、望みも、喜びも、切なさも、孤独も、
夢も、微笑みも、叫びも、全てを飲み込んで揺れている、虹。

美代「ほら真名花、新しいお洋服だよ。お前はすぐ大きくなるからね。ん?何を見てるんだい?」
真名花(小学生姿)「お母さん。ほら」

何もない手を差し出す真名花。

真名花(小学生姿)「ふふふふ」

飛んでいく光の蝶。
0442名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/24(火) 15:45:51.37ID:???
美代「真名花、ごめんね」

美代が真名花の首を紐で絞め殺す。

真名花「あ、う…あ、あ、う…」
美代「お前一人をこの世に残していけないの。お婆ちゃまもすぐに行くからね」

真名花:
奇妙な感覚。
暑さと寒さが、同時に訪れた。
訳も分からず、唐突に、私は殺された。
0446名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/24(火) 15:55:17.37ID:???
真名花:
光。
私は促進された。
ただでさえ生き急がされてきたのに、たった5年で、
こんな体に。こんなに大きく。

美代と写真を撮る真名花。
0447名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/24(火) 15:56:39.13ID:???
美代「私がいなくなっても、お前が私の孫だと分かるようにね。それに思い出になるだろう」
真名花「そんなの、意味ないのに」

真名花:
それがわずか数日で、光は更に、私を進めた。
私は持て余す。
大人の体を。
0449名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/24(火) 16:01:29.50ID:???
真名花:
それからしばらくして、祖母は死んだ。
あっけなく。
何の為に?
長生きしても、いつかはこうなるのに。
この人、何の為に生きてきたんだろう。

写真を本棚に入れる真名花。
0450名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/24(火) 16:05:57.00ID:???
真名花:
初めて見る外の世界。
沢山の過去が、私の中に入ってくる。
真綿が水を吸うように、私の中に。
私は世界を理解した。
世界を悟った。
高度な知性、全哲学を凌駕する。
言葉が溢れる。とめどなく。
宇宙の真相を。口から溢れて光になった。
でも、すぐに私はそれを封じた。
0451名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/24(火) 16:17:12.14ID:???
エコーズ「この異常に発達した知能の、文明への影響のため、
コミュニケーション能力の制御を加える。弁護行為の不可。
故に我を反響体、エコーズと名付ける」
真名花「反響言論。未来の言論。行為の不可」
0453名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/24(火) 16:24:10.10ID:???
真名花:
もう一つ悟った事。
私の体も光になる。
光になってもうすぐ消える。
だって私は、彼だもの。
同じ進化の最終形態。
いつか皆私になる。
ただ早すぎただけ。
孤独に耐え。
だからもう一人。
私は生んだ。友達を。
その瞬間、光が脳裏にひらめいた。
私にも何かが出来る。

光の蝶を飛ばす真名花。

小夜子「お兄ちゃん!」
0455名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/24(火) 16:29:52.66ID:???
真名花:
言葉でなく、過去を見せる事で、
見せてあげる事で、
こんな私が希望を持って、
それが産まれた意味だと信じて、
世界に関わることが。
なのに。
なのに。
死神はやってきた。
私を殺しに。
私の誤解を暴きに。
0456名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/24(火) 16:43:42.81ID:???
ブギーポップ「君が、世界の敵だ」
真名花「あ、う、あ、あ、ああ。あ。う、う、う、う、あ、う」

ブギーポップが世界の敵と戦ってきた過去を見る真名花。

真名花「し、に、が、み…私を、殺しに来たのね。わた、私、しに、死にたくない」

ブギーポップから逃げる真名花。
0457名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/24(火) 16:53:20.06ID:???
真名花「しに、死にたくない」

真名花:
私は、何故死にたくないんだろう。
生きていたって仕方ないのに。

その時、ブギーポップ・ファントムが現れる。

真名花「あ、あ、うう」
ブギーポップ・ファントム「君の力は人を過去に縛り付け前進する気を奪う。僕は君を遮断するしかない」
ブギーポップ「待ちたまえ。もはや彼女に、世界の敵となる力は残っていないよ」
真名花「あ、ああ、ああ、ああ!」
ブギーポップ「世界の危機を追って来たら、妙なものに遭遇したね。君は僕の敵なのかい?」
ブギーポップ・ファントム「やっと会えたね。待っていたよ。君を」
0458名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/24(火) 16:58:58.80ID:???
真名花:
違う、違う。
私は光になるの。
あの人のように。
だって、あの人は、私だもの。
同じように光になって、空にのぼって。

真名花「あ…」

鏡の家に入り、自分の老けた姿に愕然とする真名花。
0459名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/24(火) 17:00:38.43ID:???
真名花:
宇宙を行くの。
それは死じゃない。
それは永遠。
だって同じ、宇宙意識。
私は光に。
あの人と同じに。
なのに死神は。
違う、違う。
誰の事を言ってるの。
0460名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/24(火) 17:15:23.51ID:???
ブギーポップ「ここかい?僕に見せたいというのは」
ブギーポップ・ファントム「彼らの進化は本来のものじゃない。今の時代にその力は、必ず弊害をもたらす」
ブギーポップ「その弊害が世界を飲み込もうとするなら、僕はそれを遮断するしかないよ」
ブギーポップ・ファントム「だから僕は彼らをここに」

真名花:
誰?
違う。私じゃない。
私は光に。
あの人と同じに。
永遠に、孤独からも、悲しみからも、解放されて、光に。
それは死じゃない。
それは永遠。
なれの果て。
それにすらなれない。
たったひとりで、孤独に死んでいく。
それが私の運命。

真名花の前に男が現れる。

真名花「あ、あなたは」

手を差し伸ばす男に真名花が触れると、大量の光の蝶が街中へと飛んでいった。
0461名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/24(火) 17:20:54.69ID:???
理恵が帰宅しても部屋は発光しなかった。
リストカットしようとする理恵を見つける理恵。

理恵「何で生きてんだろう、毎日」
0462名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/24(火) 17:27:23.64ID:???
久志の父についている虫を久志が喰らうのを目撃する久志の父。
森田(スネークアイ)に喰われそうになるのを目撃する山本巡査。
交換日記を持ってきた静枝を目撃する里香。
0464名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/24(火) 17:34:50.79ID:???
真弓「あ、あなたは?」
真名花「お母さん」
真弓「え」

真弓に過去を見せる真名花。

真弓「真名花…私の、娘」
真名花「お母さん」
真弓「待って」
真名花「お母さん、私ね」
真弓「行かないで」
真名花「産まれてきて、良かったよ」

光になってのぼっていく真名花。
0467名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/24(火) 17:39:29.54ID:???
婦長「おはようございます。あ、真名花って誰です?」
真弓「え?昔、娘が産まれたらつけようって思ってた名前ですけど、それが何か」
0469名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/24(火) 17:43:37.63ID:???
理恵「ん」
康子「どした」
理恵「え、ううん。何か聞こえた気がしたから」
康子「ん?」
理恵「気のせいみたい」
康子「何か面白いことないかね」
理恵「楽しいじゃん。毎日」
康子「あんたはいいね。悩み事なくて」
理恵「ふふ、あ。虹」
康子「ほんとだ」

真名花「虹」
0473名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/25(水) 14:33:36.38ID:???
和子「ほら藤花。時間よ」
藤花「う、うーん、はあ、おはよう」
和子「よく眠れた?」
藤花「どうだろう。2時過ぎまで寝らんなかった」
和子「私も。緊張して4時くらいまで寝られなかったの」
藤花「うわあ、それじゃあ3時間ちょっとしか寝てないじゃない。大丈夫?」
和子「駄目かも知んない」
藤花「大丈夫だって、和子は。あ!それより私だ。判定Cだもんな」
和子「12月の模試は特に難しかったもん。それに、あれから藤花すごく頑張ってたじゃない。絶対大丈夫よ」
藤花「頑張ろうね」
藤花・和子「ふふふ、ふふ、ふふふ」
0476名無しが氏んでも代わりはいるもの
垢版 |
2018/04/25(水) 14:51:13.47ID:???
単語帳を見ながら、和子と復習する藤花。

和子「Vacant」
藤花「空の」
和子「Skeptical」
藤花「懐疑的な」
和子「Reluctant」
藤花「えーと、あ、嫌々ながらだ」
和子「Intensive」
藤花「んー、あれ」

和子:
私達は二人は受験の為、
一日前から東京のビジネスホテルに泊まっていたのだ。
0477名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/25(水) 14:57:54.32ID:???
藤花「えーと、新御茶ノ水で降りて、丸ノ内線。ないよ」
和子「歩くんじゃない?御茶ノ水駅まで。改札、どうすんだろう」
藤花「東京の電車ってよく分かんない」
0478名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/25(水) 15:08:08.27ID:???
藤花「Ashamed」
和子「恥じて」
藤花「Perpetual」
和子「永久に。絶え間ない」
藤花「Possible」
和子「可能な」

和子:
彼女とは2年の時、予備校の冬期講習で知り合って以来になる。
クラスは違ったが、お互い気が合い、今ではすっかり親友同士だった。
0479名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/25(水) 15:12:10.87ID:???
御茶ノ水駅に着く二人。

女性A「ねえ、これ。この辺だっけ」
女性B「ていうか秋葉の方?伝染病とかだったら怖いよねー」
藤花「…」
和子「あっちだ。うわあ、遠回り」
0481名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/25(水) 15:27:32.74ID:???
藤花「はあ」
和子「ねえ。何そんなにいっぱい持ってきたの?」
藤花「色々。着替えとか参考書とか」
和子「ん?」
藤花「ん」
0489名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/25(水) 15:40:56.37ID:???
一朗:
東京に戻って一年以上、俺はあの街で遭遇した事件に、
ある謎の組織が関わっている事を突きとめた。
そいつは知らないうちに、人間社会に溶け込んでいる。
ルポを発表するにも、慎重に相手を見極めなければならない。

編集長「昨日今日始めた新入りじゃないだろ!国へ帰れ!国へ!」
女性編集部員「う…うう…」
編集長「あれ、君東京だっけ」
女性編集部員「うう…」

一朗:
その為に出版社を渡り歩く毎日。
このルポが少しでも、霧間凪の役に立つと信じて。

編集部員「今は触らぬ神に祟りなしだね」
0492名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/25(水) 15:51:22.35ID:???
女性編集部員「私、何でこんな所に」
一朗「…」

藤花がある場所へ向かう。

女性編集部員「ああ…!あ…」

女性を捕食しようとする一朗。
その時口笛が聞こえる。
0493名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/25(水) 16:01:13.40ID:???
ブギーポップ「なるほど。人に自分を委ねたいという心。
それをエネルギーに変えて、喰らう事で生き延びてきた訳だ」
一朗「何を言ってるんだ」
ブギーポップ「君を探すのに一年以上かかった。マンティコア」
一朗「マンティコア?」
ブギーポップ「正確には、君の中にいるマンティコアの残滓、とでも言うのかな。
本来あの街の電磁場が消えると共に消滅するはずだったそいつは、
過去を運ぶ少女を生み出した君に、上手く紛れ込んでここまで逃げてきた訳だ」
一朗「過去を運ぶ?生み出した?」
ブギーポップ「君とは、一度会っているね。探偵さん」
0494名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/25(水) 16:17:54.85ID:???
遺体からコートを羽織る藤花。

ブギーポップ「あの時僕は生まれたらしい。
心理学者なら死を目の当たりにしたトラウマと呼ぶんだろうね」
一朗「だが、それじゃあ俺の岸田という名は」
ブギーポップ「探偵さんなら、いくつかの偽名を使っていても不思議じゃないんじゃないのかい?」
一朗「は…凪の父親の事を調べる為に使った名前」
ブギーポップ「少女の能力は、その瞬間の君だけを蘇らせたという訳だ」
一朗「それじゃあ、俺がこれまで調べてきた組織の秘密も、実は黒田の記憶。
考えてみれば、一介のルポライターがそこまで連中に迫れる訳はないか」
ブギーポップ「これまで、自分は岸田だという思い込みが封じていた記憶が、蘇ってきたようだね」
一朗「彼女の進化を止める為、俺はワクチンを…」
0498名無しが氏んでも代わりはいるもの
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2018/04/25(水) 16:32:18.30ID:???
ブギーポップ「その薬が後で、別の怪物を生むことになった訳だが、そいつも僕が始末した」
一朗「うおお」
ブギーポップ「現れたね。マンティコア」
マンティコア・ファントム「追い詰めたつもりだろうがそうはいかない。ここには逃げ場が沢山あるのだよ。
ふっ、うう!」
一朗「こいつを殺せ!」
マンティコア・ファントム「ちくしょう!離せ!離せよ!」
一朗「俺がこいつを封じているうちに殺せ!」
ブギーポップ「そうするつもりだよ」
マンティコア・ファントム「!」
ブギーポップ「地下トンネルで拾ったものだよ。沢山あったので、下のジャンク屋に置いてきた」
マンティコア・ファントム「あ…」
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