アスカ「ねぇ。ひとつ、聞いても良い?」
シンジ「ん、なに?」
アスカ「あの世界のアタシを14歳のシンジは、どう思ってたの?」
シンジ「あ、なんて言うか。。。とっても大切な人だったよ。アスカに直接言えなかったけど、誰よりも好きだった。多分アスカも同じことを思っていてくれたんだと思う。
ケンカしている時や苦しい時でも、手をつなぎ合えさえすれば、お互いの心が通じ合ったというか、凄く落ち着けたんだ。だから、一番大切にしたかったんだ、アスカのことを」
アスカ「ふ〜ん。だったら、いまのアタシは?」
シンジ「えっ、いまのアスカ?う〜ん、正直分からない。だってまともに話をしたのは昨日が初めてだよ。でもね、これだけは分かる気がする。ボクにとってきっと大切にしなきゃならない人なんだろうなって」
アスカ「そ、そうなんだぁ。。。。ずっとなんだよね。。。」ポッ////
シンジ「うん。もちろん。。。」これがシンジの人生を左右するひと言だとはこの時、気付きもしないでいた。。。
アスカ(・・・・いただきました、言質!・・・)俯いてニヤッ
シンジ「じゃ、あの世界のアスカは、ボクのこと、どう思ってたの」
アスカ「・・・う〜ん、あまりよく覚えてないけど、シンジに『アンタがアタシのものにならないなら、アタシ何もいらない』って言った記憶があるわ。それがすべてよ、きっとね」
シンジ「そ、そっかぁ。。。」