【明城学院】シンジとアスカの学生生活6【LAS】 [無断転載禁止]©2ch.net
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★アスカとシンジの学生生活を想像してどんどん書き込んでください!★
貞本義行氏の漫画版「新世紀エヴァンゲリオン」の「LAST STAGE 旅立ち」を起点とします
「明城学院附属高校」の受験日に起きた二人の出会いから始まる学園モノを想像/創造しよう!
内容は「貞エヴァのラストから始まる学園LAS」という形に準じていれば特に制限はありません
TV版・旧劇場版・新劇場版の設定・登場人物・エピソードを織り交ぜたり等々
そういったミクスチャーもOK!職人さんの裁量にお任せ!
構想をお持ちの方はジャンジャン投稿してください!
短編・小ネタもドシドシ投稿お待ちしています!
よ〜し職人さんの作品に挿絵を付けちゃうぞ
という絵師の方もガンガン投下お願いします!
★前スレ★
【明城学院】シンジとアスカの学生生活5【LAS】
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1450700274/
【明城学院】シンジとアスカの学生生活4【LAS】
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1437394781/
【明城学院】シンジとアスカの学生生活3【LAS】 [転載禁止]c2ch.net
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1416674769/
【明城学院】シンジとアスカの学生生活2【LAS】
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1384532292/
【明城学院】シンジとアスカの学生生活【LAS】
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/eva/1370587184/ <第2ラウンドは、すでにはじまっていた。ほとんどインターバル無しで> が、その雰囲気、空気、周りの目は、このふたりが、あたかも恋人同士のように見ていた。
シンジ(・・・・パクパク・・・・)
アスカ(・・・・モグモグ・・・・)
シンジ・アスカ「「・・・・・・・・・」」
無言の食事が続き
シンジ・アスカ「「ごちそうさまでした」」何故かユニゾンしてしまった。
シンジ・アスカ「「えっ。何な(んだ)(のよ)」」
アスカは、ハァと溜め息をつくと目の前にあったコップの水を一気に飲んだ。
シンジ「あ、ちょっと、それボクの。。。」
アスカ「へっ。。。」ブッー!思わず吹き出しそうになったが、すでに水は飲み干されていたので、シンジに水がかかることはなかったが
それは、紛れもなく間接キス。
シンジ「ったく、しょうがないなぁ」とティッシュをアスカに差し出すと『ほら、クチ、拭きなよ」とひと言。
アスカ「あ、ありがと。。。」(こいつ気付いてないの?間接キスよ!鈍いの、ひょっとして。。。)
シンジは、テーブルの左横に積まれたコップを手に取り、水を注いでアスカに渡し、自分のコップにも水を注ぎ、一飲みして
それから何事もなかったようにティッシュでテーブルを拭き始めた。
シンジは、通常運転。アスカは、再び顔赤く染めていた。 <第3ラウンド。試合は動いた!Fight!>
アスカ「アンタ、何してんのよ」
シンジ「テーブル、拭いてんだよ。見りゃ分かるだろ」
アスカ「いつも、そうしてんの?」
シンジ「当たり前だろ。後から来る人が汚れたテーブルじゃ気持ちよくないだろ。なに言ってんだよ」
アスカ「男のくせに、細かいと言うか、気が利くわねぇ。。。」
シンジ「そう言う問題じゃないだろ。こころの問題だよ。うん、キレイになった。よしっ」テーブルをフキフキ
アスカ「ねぇ」
シンジ「なに?」
アスカ「アンタさぁ、最初にアタシをナンパした時になんか言ってなかったっけ?」
シンジ「ナンパなんかしてないだろ。変なこと言うなよ。ボクはそんなに軽くないよ!」
アスカ「はい、はい。でもなんか言ってたよね。エッ〜と。手を握ってぇ、前にどっかで会ってない?って。。。」
シンジ「あぁ、そうだね。確かに言った。あの時、そう思ったんだ。。。。」 シンジは、自分の手を見ながら、(あの感触、懐かしいあの感触、忘れてはいけないあの感触)と呟くと
アタマの中にボンヤリと何かが浮かんでくるのだが、思い出せないでいる。そしてアタマを抱え唸り始めた。するとアスカが
アスカ「今日は特別よ。ほら、握って良いわよ。ただしちょっとだけよ」と右手を差し出した。
アスカ「それに、アンタに会ったことなんて記憶に無いわ。だって、ずっとアメリカで暮らしてたんだから。あの時が初対面!」
シンジは、差し出されたアスカの手を両手で握りしめたり、モミモミしてみたり、指をなでたりしてみた。
シンジ(何なんだろ、この感じ。毎日触ってたような。。。う〜ん。思い出せない。このモヤモヤ、気持ち悪いぃぃ。。。う〜〜〜ん)
しばらくすると、アスカは、周りからジロジロと見られていることに気付き、立ち上がると
アスカ「アンタ、いつまで触ってんのよ!エッチ!スケベ!変態!このバカシンジ!!!」バシッとシンジに平手打ちが炸裂。
シンジ「な、なにするんだよ!アスカっ!!!」左頬にクッキリと紅葉を付けたシンジも立ち上がった。
シンジ・アスカ「「・・・・ん・・・・????」」
シンジ・アスカ「「あっ、えっ、うっ、なっ・・・」」
シンジ・アスカ「「なんで名前、知ってん(だよ!)(のよ!)」」 再び沈黙。
そして昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。
アスカがそのまま立ち去ろうとした時、
シンジ「食器!」
アスカ「アンタに片付けさせてあげるわ。感謝しなさい!フン!」と言い放って立ち去った。
シンジは、なんなんだよぉ〜と左頬をさすりながら溜め息をつくと二人分の食器を片付けた。
アスカは、立ち去りながら、なんでアタシはシンジって言ったんだろ?なんで知ってんだろ?自問を繰り返していた。ドキドキしながら
シンジもまた、なんでアスカって呼んだんだろ?名前なんて知らなかったのに。と、うっすら涙目で自問していた。ヒリヒリしながら
<これをもって本日の対戦は幕を閉じた>4回戦ボーイ碇シンジ、善戦虚しく3回TKO負け orz
しかし、その時、二人の胸の中のある歯車が静かに、そして確実に動き出した。
Part 1 fin. >>43
乙です
やっぱり二人はどこへ行っても恋人同士に見えてしまうんですねw
そして漫画版に沿った失われた遠い記憶が蘇る展開はこっちもドキドキしますね
アメリカLASまでの繋ぎにするなんて勿体無いくらいクォリティが高いですから
本格的な小説になるよう願ってますよ
続き楽しみにしてます >>44
>>45
あ、ありがとです!
まだ、オチが決まってないのと、仕事が立て込んできたので少しペースが落ちますが、ヨロシクです。
ということで、Part 2のさわりを。。。 Part2
午後からの授業が始まる少し前、教室の一角に人だかりができていた。
その中心にいたのが、先程、学食でアスカから恫喝されて席を離れた女の子、霧島マナであった。
彼女は、誰とでも気さくに話ができ、明るく愛らしかった。が、人一倍、他人の色恋沙汰に目の無い女子高生だったのだ。
さらに入学早々でありながらこの学園で有名な事情通でもあった。
そう、彼女は事情通。それは、火のないところに煙を立て、さらに炎上へと誘う者。。。。
そして、またの名を伝道師。彼女こそがエヴァンジェリストだった。 人だかりができる少し前から再現してみよう。
マナは、教室に入る前に、左腕を右手で思いっきり抓り、その痛みで涙ぐんだ。
そして、教室に入るなり、グスリッとみんなに聞こえる程度の大きさで泣き声を漏らしながら席に駆け込むと、机に打っ伏した。
すると、3、4人の女子が「どうしたの、マナ?」と駆け寄ってきた。ツカミは、上出来であった。
マナ「イヤァ!」と叫び声を1度だけ上げると、「もう、ワタシ、立ち直れないかも。。。」と呟くように声を発した。
周りの女の子から「マナ?何があったの?」「相談に乗るわよ」「私たち、友達じゃない」同情の声とともに
数人の女子と男子が集まってきた。
マナ「ありがと。あのね。。。。」と切り出すと、学食の件を語りはじめた。
まわり「ウンウン」 マナ「ワタシさぁ、ちょっと碇くんのこと、イイなって思ってたのよ」
まわりの女子たち「えっ。マナ、抜け駆けするのはなしって、この前、話したじゃ無い」「そうよ。そうよ」
まわりの男子たち「えぇぇ!なんで碇がモテんだよ?」「目立つヤツでもないのに。。。」
まわりの女子たち「あんたたち、まだ子供ね」「あの優しそうな目が良いのよ」
まわりの男子たち「はぁぁ?」「わからん」「やっぱり遙か彼方の女かぁ。。。」思春期の男子は、嘆きのファーストインパクトをこの時、経験した。
女子「で、マナ。どうしたのよ」と話を戻す。
マナ「うん。さっき学食でね。碇くんがひとりで食べてたの。それでね、前の席が空いてたから、一緒に食べようと思って座ったの」
まわり「ウンウン。で」
マナ「となりのクラスの惣流アスカさん。知ってるよね?」
まわり「あの、惣流アスカさん?」「今年のナンバーワンって言われてる。。。」「明城学院男子生徒全員の注目の的。。。」「・・・・ワイワイ、ガヤガヤ・・・・」
マナ「そっ!その彼女が、ワタシの横に立って『ちょっとアンタ。そこ、アタシの席。どいてくれる』って言うのよ」
まわり「えぇぇぇぇぇ!!!!」「マジ」「何よ、それ」「ウソだろ!」「OMG!」ザワザワっ
マナ「赤鬼よ!スンゴイ顔で睨んでくるの!そりゃ、もうね、生きた心地しなかったのよ。赤鬼。トラウマになりそ。。。」(´Д⊂グスン
まわり「それでそれで?」
マナ「ワタシ、怖くなって席を離れたの。そしたら、ふたりでコソコソ話し始めてぇぇ〜。でも、少し痴話ケンカぽっかかも」 まわり「それからそれから」
マナ「ふたりが食べてたランチ、ハンバーグと唐揚げを半分ッコして食べ始めちゃったのよぉぉ〜〜〜〜」
まわり「ワォ!」「アッラァァァ〜!」「なによ!それっ!」
マナ「それだけじゃないわ。ふたりとも、ひとつのコップでお水、飲んでたわ」
まわり「それって、アレ?」「そうよね、アレよね」「「「「間接キッス!」」」」「「「「・・・不潔っ・・・」」」ザワザワっ
マナ「あんなの見せられて、もうね、こっちまで恥ずかしくなって、ご飯もほとんど食べずに出てきっちゃたわよ。あのふたり、ぜーったいに昨日今日の付き合いじゃないわよ!」
まわり「「「「なにぃぃっ!・・・・・・・・・・う〜ん」」」」
マナ「しかもよ。碇くんったら『ほらっ』って言いながら、ティッシュ取り出して惣流さんの口元を拭いてあげってんのよぉぉ!」
まわり「「「「あっりえなぁ〜い!!」」」」
まわりの女子「碇くんって、もう売約済みってことぉ〜?」「あんなにおとなしそうな顔してるのにぃ〜」「ちょっと、どうする?」
まわりの男子「碇のヤロー!怒」「虫も殺さないような顔しやがって裏じゃ・・・怒」「万死に値するぜ!怒」メラメラ
まわり「「「「「「どうしてくれよう!」」」」」
その時、マナのまわりにはクラスのほぼ全員どころか。黒山の人だかり。
ケンスケとトウジも、もちろんのこと、さらには噂を聞きつけ、となりのクラスからも十数名がこの輪に加わっていたことは言うまでもない。
その後もマナは、続けた。その邪推しかない脚色のもとにシンジとアスカの関係が、この場にいた全員のアタマに刷り込まれた。 ごめんなさい。
>>50
少しミスった。。。。(時系列的に)
↓こっちです。
まわり「それからそれから」
マナ「ふたりが食べてたランチ、ハンバーグと唐揚げを半分ッコして食べ始めちゃったのよぉぉ〜〜〜〜」
まわり「ワォ!」「アッラァァァ〜!」「なによ!それっ!」
マナ「それだけじゃないわ。ふたりとも、ひとつのコップでお水、飲んでたわ」
まわり「それって、アレ?」「そうよね、アレよね」「「「「間接キッス!」」」」「「「「・・・不潔っ・・・」」」ザワザワっ
マナ「しかもよ。碇くんったら『ほらっ』って言いながら、ティッシュ取り出して惣流さんの口元を拭いてあげってんのよぉぉ!」
まわり「「「「あっりえなぁ〜い!!」」」」
マナ「あんなの見せられて、もうね、こっちまで恥ずかしくなって、ご飯もほとんど食べずに出てきっちゃたわよ。あのふたり、ぜーったいに昨日今日の付き合いじゃないわよ!」
まわり「「「「なにぃぃっ!・・・・・・・・・・う〜ん」」」」
まわりの女子「碇くんって、もう売約済みってことぉ〜?」「あんなにおとなしそうな顔してるのにぃ〜」「ちょっと、どうする?」
まわりの男子「碇のヤロー!怒」「虫も殺さないような顔しやがって裏じゃ・・・怒」「万死に値するぜ!怒」メラメラ
まわり「「「「「「どうしてくれよう!」」」」」
その時、マナのまわりにはクラスのほぼ全員どころか。黒山の人だかり。
ケンスケとトウジも、もちろんのこと、さらには噂を聞きつけ、となりのクラスからも十数名がこの輪に加わっていたことは言うまでもない。
その後もマナは、続けた。その邪推しかない脚色のもとにシンジとアスカの関係が、この場にいた全員のアタマに刷り込まれた。 >>51
乙です
ここでまさかの霧島マナ!
これは荒れそうですねw
続き楽しみにしています >>51
乙乙乙ー!
確かゲームでも霧島とアスカは火花散らせてたよなw
なんか展開が気になる
続きはよ >>52,53
ありがとです。励みになります。w
仕事の合間にちょこちょこと書き留めてはいるものの、なかなかウマく書けておりません。。。
ですので、皆さんのご期待に添えるかどうか。。。
(多分、盛り上がりには欠けると思いますです。それに今後の展開もまだ。。。です)
でも、まぁ。少し書いたので、お読みください。
アメリカエヴァ様
ASAPで、ご降臨ください!当方、限界に近いです! その頃シンジは、ふたり分の食器を返却し、教室へと戻るところだった。
廊下ですれ違う人に、クスッと笑われたり、オォォッと驚かれたり、また殺気立った視線を背中に浴びせられたりと、尋常ではない空気をひしひしと感じていた。
(多分それは、左頬の紅葉のせい)
シンジ(Aランチが食べれてラッキーと思ってたけど、とんでもないお釣り貰っちゃったよなぁ〜)とヒリヒリと痛む左頬をさすりながら教室のドアを開けた。
すると驚嘆、悲鳴、嗚咽、その他モロモロの声にならない声と共に一斉に視線がシンジに注がれた。
一瞬、身動ぐシンジ。そこにケンスケとトウジが駆けつけ、いきなりヘッドロックを咬ます。
ケンスケ・トウジ「「この裏切りモンが!!」」
シンジ「はぁ?なんのことだよ」
ケンスケ「碇、お前、惣流と付き合ってるのか?」
シンジ『誰だよ、ソウリュウって?」
トウジ「あの、惣流アスカだよ!知らんとは言わせへンでぇ!」
シンジ「・・・・・」(あぁぁ、あれか。学食の件か。。。何か、厄介なことになりそうな雰囲気だな。はぁ。。。メンドな事にならなきゃ良いけど)
やがてクラスにいた全員から取り囲まれる。が、そこで午後の授業開始のチャイムが鳴った。 午後からは数学。教師は、シンジのクラスの担任でもある葛城ミサトであった。
ミサトは、教壇につくとクラスのただならぬ空気を感じ取ったが、職員室を出る際に教頭の冬月から二言三言、耳打ちされていた。
ミサト(恋愛に敏感な思春期真っ盛りの高校生だから、仕方ないっちゃ仕方ないけど、それにしてもザワメキ過ぎよね。とりあえず教頭の言う通りに。。。っと)
ミサト「シンジくん。授業が終わったら、職員室に来てくれる。ちょっちお話ししたいことがあるの」ニコッ
シンジ「・・・はい」(何か、イヤな予感しかしない。。。)
ミサト「それじゃ、授業はじめるわヨン」
授業が始まったのでシンジがタブレットを開くと、明城学院専用メールの着信が100件を超えていた。
シンジ(あぁぁ、もう。どうせ、学食の件だろうな。。。)
案の定、「コ○ス!」「氏ね!」『お前ごときが・・・」「ふざけるな!」「バカチンがっ!」「不潔よ!」「さいってー!」などなど
恐喝まがいのモノから、誹謗中傷、人格否定、何でもありのメールばかりで
中には同情的なメールもあったが、噂の真相を単純に知りたっがっているだけなのが見え見えであった。
ケンスケとトウジ。そして当然ながらマナのメールが、まさにそれ。
シンジ(友人の一大事に、コレかよ。。。)と悔しいので、ケンスケとトウジに『短い付き合いだったな』とメールを返した。
すると、ケンスケとトウジがシンジに向かって少し申し訳なさそうにニヤリと笑った。
そんな遣り取りをしながらシンジは、『・・・ハァ・・・』と溜め息をつくと、
メールを一件一件削除すると同時に発信者のアドレスを迷惑メールに指定してブロックすることにした。
が、着々と届く迷惑メール。。。。閉口しながらメールアプリをOFFにしようとしたその時、アスカからのメールが届いた。 件名:バカシンジ
本文:何とかしなさい!それと、何で名前、知ってんのよ。
シンジ(何とかできるなら、やってるさ!!それにしても、件名と本文、逆じゃないのか?あの暴力女めっ!元々は誰のせいだと思ってるんだ!。。。って言うか、何でこうなったんだっけ?)
シンジは、根が温厚な性格と多少気が弱いせいもあって、怒りが持続しない希有なタイプであった。
一方、となりのクラスでも、不穏な空気の中で授業が始まっていた。
とくにお高くとまっているという風ではなかったが、アスカは、自分に相応しい男子がここにはいないと感じて、
普段から男子を適当にあしらい、自身に近づけさせないでいたことや
また、ランチを男子と半分ッコして食べることは、女子にとって憧れの行為であり、男子にしても正直な気持ちからすると同様であった。
その意味では、アスカに対しては、驚愕を越えて憧憬の念すら禁じ得ないところも見受けられたこともあり、シンジに向けられたような騒ぎは起こらなかった。
(因みにアスカは、2,3名の女子と教職員を除いて生徒全員のメールをブロックしていた。。。)
そんな中、授業が終りかけた時、理科担当でこのクラスの担任、赤木リツコが、アスカに声をかけた。
リツコ「アスカ。この後、一緒に職員室まで来てくれる」
アスカ「・・・?・・・はい」 ミサトとリツコに連れられてシンジとアスカが職員室に入ると、教頭の冬月が待っていた。
冬月「職員室じゃ話しづらいこともあるだろうから、こっちの会議室にしようか。じゃ、みんな入って。。。」
シンジ・アスカ「「失礼します」」
シンジとアスカが席に着くと、小声で言い合いをはじめた。
アスカ「アンタ!なんとかしなさいよ!」
シンジ「分かったよ!うるさいなぁ。できる限りのことはするよ」
アスカ「うるさいって、何よ!」
シンジ「あぁ、もう、悪かったよ。すべてボクのせい!コレで行くから、余計なことしゃべんないでくれよ」
アスカ「ぁによ!余計なことって。アンタって。。。」 冬月「あぁ、ゴホン。いいかな」(ああ、彼がユイくんの子供か。大きくなったわい。確か3歳ぐらいの時にあって以来か、覚えちゃいまいが。。。しかし目元なんかはユイくんソックリだな。ゲンドウのヤツに似ずにすんで幸いじゃな。w)
ミサト「ふたりとも、何で、ここに連れてこられたかは分かってるわよね?」
リツコ「まぁ、大目に見ても良かったんだけど、学食でのあの騒ぎについて風紀委員からの通報があってね、看過するわけにもいかないの。事情を話してくれない」
冬月「惣流アスカくん。キミは噂に違わず容姿端麗・頭脳明晰で注目の人だね」
アスカ「いえっ、そんな。。。」
冬月「そんなキミが、何故大声を上げて碇くんに手を上げたのかね」
アスカ「あっ、それはぁ。。。」
シンジ「ボクが彼女の手を握ったからです。いまは申し訳なかったと思っています」
ミサト「あら。最初は仲良くランチを半分ッコしながら食べてたって報告にあるわよ・・・・」
アスカ「う〜んっと。最初というか、入試の時に、彼が混雑した電車からアタシの手を握って連れ出してくれて、その時に、手を握ったまま、どこかで会ったことないって。。。」
ミサト「わっ。シンジくん、やるわねぇ〜w」
シンジ「違いますって!その話は、もういいよ!ここでの問題は、食事が終わった時に、ボクがキミの手を握った。キミは気分が悪くなって手を上げた。そしてボクは反省してる。ごめんなさい。」
アスカ「・・・・・・・」
冬月「それで間違いないのかね」
シンジ「はい。間違いありません。ただボクが変な気を起こした覚えはないですが、誤解を招いたことは確かです。なので彼女は、自分の身を守るために当然のコトしたまでです」
アスカ「・・・・・・・」 冬月「であれば、当学院の男女交際規則には抵触しないかもしれんが、それでも騒乱の元となったことには変わりはない。そうなると、校則第9条3項に触れることになる。規則に沿えば処罰対象になるが。。。」
ミサト「そうですね。男女交際のもつれと言うことではないようですので、ちょっち風紀を乱したと言うことで。。。教頭?」
リツコ「でもね、ミサト、今、メール回線がパンクしそうなくらいに騒ぎが拡散してるのよ。何らかの処分がないと沈静化しないわよ。でも何か変ね、この拡散の仕方。。。」
冬月「後々の影響を考えると、仕方ないな。当学院は、風紀に関しては、いかなる場合も厳しく罰するのが伝統だ。碇シンジくん。少し厳しいと思うかもしれんが、1週間の停学。寮での自室謹慎でどうかな」
ミサト「教頭、すいません。もし騒ぎが早く収まれば、謹慎期間を短縮はできないでしょうか。。。」
冬月「そうだな。それは、騒ぎの収束次第で検討しよう。ただし現段階では、1週間の停学は変更できんよ」
アスカ「あのぉぉ〜。アタシへの処分は、どうなんでしょう?元はと言えばアタシが手を上げて騒いだのが原因だし、日本では喧嘩両成敗って言うでしょ。。。」
シンジ「惣流さん、キミが気にすることはないと思うよ。だから、もうこの件は、コレで幕引きにしてくれないか。キミには本当にはすまないと思ってるから。。。」
ミサト「あら、シンジくん、言うわね!アスカもここは素直にシンジくんに言うことを聞きなさい。いい女になりたいならね」
アスカ「う、う〜ん。・・・・はい・・・」(それにしても、何か引っかかるわよね。。。) >>60
乙です
やっぱりこれは騒動になりますねw
シンジも一週間、寮での謹慎ですか
当然、謹慎中にもアスカがこっそり訪問してry
ワクワクしながら続き待ってます >>61
毎度、ど〜もです。
アスカですね。。。こっそりはどうでしょ?
6月なのでその前にお約束のイベントを消化したほうがいいのかな?つー感じです。w
と言うことで、Part 2とPart 3のさわりを。。。
Part 3についてですが、貞エヴァの記憶が曖昧なので、ちょっと違ったストーリー展開になっているかもしれませんが、予めご了承ください。
ところで、普通は、どれくらいの長さで終われば良いんだろ?
いつまでもダラダラじゃ、まずいよね。。。。 カタカタカタッ。カタカタカタッ。カタカタ。パーン。カッチャ・・・・・・
リツコ「何の音かしら。さっきから。。。」と会議室のドアを開けると、そこには霧島マナが、この状況をリアルタイムでメール配信していた。
さすがだ、事情通の鏡!色恋沙汰とあれば、知人だろうがなかろうがお構い無しにクビを突っ込まずにはいられないその性格こそが、
のちに梨元勝を継ぐ女、人間のクズと称されるまでになった敏腕芸能リポーター霧島マナの原点であった。
マナ「はっ!あら、イヤだ。部屋を間違えたみたい。すいませ〜ん、日向先生はこちらにはいらっしゃいませんよね?」
リツコ「ちょっと待ちなさい!」と言うとマナのパソコンを取り上げ「なるほど、そういう訳ね」
マナ「は、は・は・は・はぁ〜」(コレって、すごくヤバいかもぉぉ〜)
リツコ「アナタが発信元ね、覚悟なさい!」(#゚Д゚)
マナ「ウワッ。。。」orz リツコ「それと、教頭先生、ひとつ検討していただきたい提案があります」
冬月「どうかしたのかね?この件でかね」
リツコ「はい。今回の件も踏まえてのリスク管理の提案でもあります」
冬月「いいだろう、話してみたまえ」
リツコ「騒動のは発生元がシンジくんとアスカの2ヶ所。そして騒動を拡散する発信元がここに1ヶ所です。
リスク管理から考えると発生元は、1ヶ所で一元的に管理することがベストな選択。そして発生元と発信元を一緒にするのは最悪の選択。
混ぜるなキケンの法則です。発生元と発信元の距離を取ることでリスクは最小限に抑えられます」
冬月「なるほど。一理あるな。で、具体的には、どのような施策を採れば?」
リツコ「はい。アスカとこの子、霧島マナをトレード。クラスを入れ替わってもらいます」
ミサト「それって、アスカがうちのクラスに来て、マナがリツコのクラスに行くってこと?」
リツコ「そうよ。明日からと言うことでいかがでしょうか、教頭先生」
冬月「致し方あるまい。それにしても霧島くんといったかな。今授業中ではないのかね」
マナ「あっ。・・・はい。申し訳ありません」
リツコ「無様ね!」 シンジ・アスカ((えぇぇ。。。一緒のクラスになる!それはそれで。うぅ〜ん))
シンジ・アスカ((不安!!))
シンジ(せっかく騒動が、落ち着きかかったのに、火に油って事にならなきゃ良いけど。。。。)
アスカ(バカシンジと一緒となると、厄介なことになるんじゃ?。って言うか、この騒動の件はいいとして、依然、何で名前を知ってるかって問題は解決してないじゃん!)
そんなこんな状況の後、アスカとマナは教室に戻り、シンジは、ミサトに相談があると言ってこのまま残った。 ミサト「相談って何?」
シンジ「停学中の土・日も謹慎していないとダメでしょうか?バイトがあるんですが」
ミサト「シンジくん、バイトしてるの?教頭先生、そこはどうなるんでしょう?」
冬月「差し支えなければ教えて欲しいんだが、なんでアルバイトを?」
シンジ「はい。実は、ボクは両親を4歳の時になくし、以来叔父・叔母も元で暮らしてきました。
ここへ入学する際も入学金とかも無理を言って出して貰いました。なのでこれ以上、仕送りだとか世話になる訳にはいかないんです。
奨学金をもらいながらですが自立して暮らすために、バイトはしていかないと困るんです。どうか、土日は。。。」 冬月「そうか、ふむ。事情は、わかった。アルバイトは認めよう。しかしあまり目立たぬようにな」
シンジ「ありがとうございます」
ミサト「し、シンジくぅ〜ん。。。うっぅぅぅ。あらっ、目からLCLが。。。」。・゚・(ノД`)・゚・。
シンジ「あのぉ〜。ミサト先生。これ、みんなに知られたくないので、内緒でお願いします。変に同情とかされたくないんで。。。」
冬月(ユイくんが無くなった時に、結構な額の保険金と、彼女ら夫婦で得た特許料が支払われていると聞いていたのだが。。。一度調べてみる必要がありそうだな)
因みにであるが、碇夫妻が有する特許とは、深夜の通販番組で10年連続売上ナンバーワン。トマトから使徒まで切れ無いものは無い!でお馴染みのプログレッシブ包丁をはじめ、
ゴキブリなどの害虫を一撃で仕留めるATフィールドスプレー、 そして極めつけは人類の寿命を10歳延ばしたと言われる万病に効く特効薬L.C.L.ドリンクなど、
誰もが一度は手にしたことがある商品の製造特許のことである。
シンジ、名誉ある1週間の停学処分。そして前代未聞の生徒のトレード。コレでこの件に決着がついた、のか?
Part 2 fin. Part 3
シンジが教室に戻った時には、もうすでに授業は終わって教室にはひとりも残っていなかった。なので誰からも詮索を受けずにすみ、シンジは、少しホッとしていた。
そして足早に寮へ向かうと、寮と裏門を結ぶ小径にアスカが立っていた。
アスカ「ちょっと、無理してくれちゃって」
シンジ「どう言う意味だよ、それ」
アスカ「アンタ、アタシに恩を売ったつもりでいるんじゃない」
シンジ「知らないよ、そんなの!キミがそう思いたいんならどうぞ、勝手に。ボクは興味ないし」
アスカ「あら、そう。それなら、それでいいわ。大したことじゃないし。でもね、何でアンタがアタシの名前を知ってるかが、解決してないわ。どうして知ってんのよ!こっちの方が問題よ!」
シンジ「それなら、キミの方こそ、何でボクの名前を知ってんのさ?」
アスカ「・・・あら?それはそれで問題よねぇ。。。。」 シンジ・アスカ「「・・・・・・・」」
シンジ「あのさ。今日は疲れたから、早く帰って寝たいんだけど、いいかな」
アスカ「分かったわよ。アンタ、寮生なの?」
シンジ「そうだよ。そこの部屋。N棟106号室。通りから丸見えだから、どこにも逃げ隠れしないよ。それじゃ」
アスカ「だったら、明日話をチャンと聞かせなさいよ」
シンジ「ボクは、謹慎中!じゃ」
そう言い残すとシンジは、部屋に入っていった。
シンジの暮らす106号室は、元々寮監の仮眠室を想定して造られていたため、他の部屋と間取りが少し異なっていた。
小径と部屋を遮るフェンスは105号室まではあるが、106号室は、寮監が外から直接入れるようになっていたのを
寮生用に直接外から入れないように小さな生け垣を備えたが、外から部屋は丸見えだし、プライバシー上もセキュリティ上もやや不安のある造りだった。
そして他の部屋が8畳の1Kに対して、やや狭い6畳の1Kなのだが、ロフトと他の部屋より大きめのキッチンがついていた。 シンジ(あんな程度のことでも停学になっちゃうんだよなぁ〜。やはり良家の子息が多くいる明城学院だから、仕方ないことなんだろうな。。。ま、自分でこの学校を選んだわけだし。。。)と自分自身を諦めさせることに努めた。
シャワーを浴び、夕食も取ることなく、すぐにロフトへ上がり、『明日からは、人生初めての謹慎生活だ!とりあえず頑張ろう!』と気合いを入れて寝ることにした。
シンジ(そう言えばミサト先生が、謹慎期間中は毎日反省文を書く事って言ってたなぁ〜ったく。。。寝よ寝よ、おやすみぃぃ)
精神的な疲れのせいか10分もしない内に、すっかり熟睡モードへ入った。
シンジ(う〜ん、あっあっ、ムニャ、う〜ん。。。。う〜〜〜〜〜ん)重苦しい夢を見ているように時折手足をばたつかせたり、嗚咽のような苦しげな声を出していた。 >>71
乙乙乙ー!
アスカとシンジが同じクラスにw
謹慎明けは毎日夫婦喧嘩が見られそうだな!
続きはよ >>72
毎度、ど〜もです。
何故か書き込みが、途中でできなくなって、中途半端になりましたが。。。
とりあえず、続きを 夢の中。。。。
14歳のシンジは、エヴァンゲリオンと呼ばれる汎用人型決戦兵器に乗り、
人類の敵である使徒を殲滅するためとは言え、何も知らされずに戦場へと立っていた。
この上なく不条理な戦いを強いられていたのだ。
そこで、青髪・紅眼の少女、綾波レイ。そして金髪・碧眼の少女、惣流アスカ・ラングレーに出会う。
3人は、エヴァンゲリオンのパイロットとなり戦い続けた。
14歳のシンジたちに課せるべき戦いでないことは誰の目にも明らかであるにもかかわらず
その過酷な戦いは熾烈さを増していくのだった。常に死と隣り合わせで。 そうしたストレスしかない日々を過ごせば、人の心から忍耐と寛容は、いつの間にか削り取られ、身勝手さだけが残っていく。
一緒に暮らしているシンジとアスカもまた、同じであった。些細なことでぶつかり合い、互いを傷つけあった。
しかし、だからこそ誰よりもお互いのことを分かり合っていた。
そしてそれは、人を恐れるがあまり恋愛に臆病なシンジとプライドが邪魔をして恋愛に素直になれないアスカとの間に小さな恋の物語も生んでいた。
戦いと戦いの短い合間であったが、何度か手をつなぎデートを楽しんだりもした。ファーストキスの相手も、もちろんアスカだった。
もしも戦いがなければ、この恋愛は、もっと早く、もっと濃密に成就していたのかもしれなかった。。。 殲滅すべき使徒が、あと数体と思われた時、アスカは、使徒の攻撃により精神が汚染され、病床に伏した。
それから間もなく今度はレイが、戦いの中で使徒とともに自爆した。
最後の使徒は、仲が良かったクラスメイトだった。それも生身の。
彼は言う。使徒と人類は共存できない、と。
さらに彼は、人類を滅亡させるサードインパクトを起こすことができる自分を殺せと言う。
シンジは、躊躇と葛藤の末にシンジの乗るエヴァンゲリオンの手で、生身の彼を締め殺した。
両手に残るあの感触をシンジは、忘れられない。そして苦しみが癒えぬままでいた。
使徒との戦いが終わるとすぐに、人間同士の戦いがはじまった。
シンジは精神的にも肉体的にも疲弊し立ち上がることすらできずにいた。
敵の戦士には、味方の基地を占領する勢いがあった。
アスカは、病院からエヴァンゲリオン弐号機へ乗せられ、そのまま近くの湖底へ匿われた。
敵は、容赦のない攻撃を続けた。さらに白い量産型のエヴァンゲリオンが多く押し寄せた。
そんな中、アスカの乗る弐号機が目覚めた。湖底より立ち上がると、量産型のエヴァンゲリオンと戦いはじめた。
やがて優勢だったアスカも、大勢で攻めかかる量産型エヴァンゲリオンに襲われていく。
アスカが戦い続ける間も立ち上がれないでいるシンジ。
それでも何とか意を決しアスカも元へエヴァンゲリオン初号機に乗って駆けつける。
ふたりで戦いはじめた時、驚くべき早さで飛んできた槍がシンジの乗る初号機の両方の掌に突き刺さり、そのまま身体ごと天空へ持ち去られた。
地上では、アスカの乗る弐号機が、量産型から集中攻撃を受け、伸ばした右手が切り裂かれそうになっていた。。。。
シンジは叫んだ。『アスカ!アスカ!アスカ!」何度も何度も何度も叫んだ。
それがシンジが生きていた時に発した最後の言葉。。。
『・・・アスカ・・・』 ここで、ハッと目覚めた。。。。
布団も枕もパジャマも大量の汗で濡れていた。
驚きと、悲しみと、恐れと、憎しみと、怒りとが、心に記憶された。そんな夢。
思い出すだけでもおぞましい世界。
これは、前世なのだろうか。それとも。。。。考えはまとまらない。
顔の汗を手でぬぐう。そして掌を見る。そこには丸いカタチをした薄い色の痣があった。
子供の頃は、もっと濃くて近所の子供に気持ち悪いとからかわれた痣だ。
この夢でシンジは、両手の痣の原因と、アスカの名前を知っていた原因を理解した。
シンジは、シャワーを再び浴び着替えると、無性に外の空気を吸いたくなった。
部屋にいると息が詰まりそうになるのを感じたからだ。 午前5時。空がやや白みはじめていた。
シンジは、ミネラルウォーターを手にして寮の裏手にある小高い丘に登った。
そして夜が明けるのを待った。一刻も早く太陽を見たかった。悪夢から逃れるために。。。 アスカの方はと言うと、眠れない夜を過ごしていた。
原因は、シンジが別れ際に言った「それなら、キミの方こそ、何でボクの名前を知ってんのさ?」この言葉。
アスカ(そうなのよねぇ〜。何で知ってたんだろ、アタシ。。。。)
アレコレ思い返しても、全く心当たりがなく自問自答を繰り返していた。 以下回想
アメリカで生まれてぇ〜、それからすぐにパパの故郷であるドイツに渡ってぇ、
また再びパパとママの仕事の都合でアメリカに来てジュニアハイスクールに通ったのよねぇ。。。
アルバムを見ても、ドイツの小学校にも日本人はいなかったし、アメリカのジュニアハイスクールにもシンジという名前の日本人はいないし。。。
パソコンの写真アプリを見ても、記憶にある日本人にシンジという名前の日本人は見当たんないわね。
それに、あの顔よ。個性的でもないし、どちらかというと中性的な。。。あ、それと無邪気な顔して笑ってたわね、アレはちょっと反則よね。。。
まぁ、悪くはないけど。。。う〜ん。タイプかどうかとなると、微妙よね。。。
それにランチ食べてる時、アタシのこと、カワイイって言ってたわよね。。。。そこは評価してあげてもいいかも。ニヘラっ///
あぁぁ、もう。眠いんだけど眠れない!どうしよう!
てな感じでモンモンと夜を過ごした。そして、ふと窓の方を見ると、空が白みかけてきたことに気付く。
アスカ「もう5時かぁ〜。ここで寝ちゃったら朝起きれなくなるわね。美容には悪いけど、徹夜かな。気分転換に散歩に行きましょ!」
アスカもまた、裏手にある小高い丘を目指した。
因みに、アスカも寮住まいで、シンジのN棟の隣に建つ女子寮のE棟501号室。ベランダに出ればシンジの部屋が見えるのだ。 丘の頂上付近に着いた時にアスカは、ベンチに座る人影を見つけた。
アスカ(あれぇ〜。バカシンジじゃないの?何でアイツこんな時間にここにいるのよ!)
シンジは、先程まで見ていた夢を思い返していた。「ふぅ〜」と一息つき、持っていたミネラルウォーターをゴクリと飲むと独り言を言いはじめた。
シンジ「世界を守るために使徒という怪物みたいなモノと戦っていたなんて言って、誰が信じるんだろう。まだウルトラマンの方がリアリティがあるって言われちゃうかもしれないなぁ」
シンジ「・・・・はぁ〜・・・」
シンジ「でも、なぁ、あの夢の中のこと、確かなんだよなぁ。。。。でも、もう思い出したくないんだけど。。。あぁぁ」とアタマを搔き毟り、そして掌の痣を見つめた。
そうしている時に後ろから、突然『コホンっ』と咳払いが聞こえビクッとして振り返ると、そこにアスカが立っていた。
アスカ「夢がどうしたってのよ。言ってみなさいよ」と言い、シンジの横に座ってきた。
シンジ「えっ、どこまで聞いてたんだよ? てか、何でいるんだよ?こんな時間に。。。」
アスカ「信じるか信じないかは、アタシ次第でしょ?とりあえず話しなさいよ」
シンジ「うっ、確かにそうだけど。。。先に言っとくけど、あまり気持ちの良い夢じゃないよ。それじゃ、話すね」と言い、
不条理な戦いの末に、驚きと、悲しみと、恐れと、憎しみと、怒りだけを残した夢を語りはじめた。。。。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・シンジが見た夢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 語り終えると、掌の痣を見せた。
するとアスカは、突然、嗚咽と共に急に痙攣しはじめた。
シンジはアスカを抱きかかえ、背中をさすりながら「惣流!大丈夫か?やっぱり気持ち悪かったかい?ごめん。こんな話したばかりに。。。」
アスカは震える手でシンジを縋り付くように抱きしめ、泣きだした。しばらく泣いて痙攣も治まりかけた時に
アスカ「ア、アタシも知っている。。。。思い出したわ。まだ幼かった頃、小学生だった。その夢を見た後、あまりの怖さに1ヶ月ぐらい一人で寝れなかった。だから忘れたかったわ。
そしてその夢の中で、アタシが最後に言った言葉が、そう『・・・シンジ・・・』だったわ。覚えてる、はっきりと。。。」
アスカは、そう告げるとシャツの右袖をまくり上げた。その美しい右腕には、手の甲から肘にかけて、うっすらと細い痣があった。
アスカ「子供の頃は、もっとハッキリしてたの。普段はファンデーションを塗っているのよ、やっぱり気になるし。だからノースリーブや半袖なんて着られないのよ。。。」
シンジ「そっか。ボクが、あの時もっと早くキミのそばに行っていたなら。。。ごめんね。ボクは卑怯だ!ボクが臆病なばかりに、本当にごめんよ、アスカ。。。あっ、惣流さん」
アスカ「アスカでいいわよ。むしろそう呼ばなければならないわ。アタシもシンジって呼ぶから。それに、あの世界のアタシとシンジは、ここにいるアタシとシンジじゃないよね。
意識として共有化されているかもしれないけど。だから、シンジが今ここでアタシに謝る必要はないんじゃないかしら。」
シンジ「例えそうであっても、謝りたい。あの世界でもボクはボクで、アスカはアスカだから。どんな世界であれ、ボクはアスカを守れなかったんだ。キミを傷つけたんだ。
ボクは、罰を受けなきゃいけないんだ。。。」そう言うと、シンジは、アスカの右腕に残る痣を優しくさすった。そして「ごめん。ごめんね。ボクのせいだ』と何度も呟き涙した。 アスカ(コイツ、アタシの痣をさすってる。。。子供の頃、みんなから気持ち悪いと言われた痣を。。。ママ、どうしよう?コイツったら、コイツったら。。。アタシを本気で心配してくてれるみたいなの)
シンジ「ア、アスカ!この痣のせいでツライ思いをしているならボクに何でも言ってくれ。できることは何でもするから。。。」
アスカ『さっきも言ったけど、アンタが責任を感じるのは違うと思うわ。もしもよ、もしも、何でもぉ。。。。そのぉ。。。ああぁ、もう!その内言うわよ!」
アスカ「ところで、いつまでアタシを抱きしめてんのよ!このエロシンジ!!」バシッ
シンジ「あっ、ごめん!つか、痛ぁぁぁ。加減してよ、少しは。あは、はははっ」
アスカ「ウフッ、ふふふ」 今、読み直したら、細々、いろんなところで、書き損じしてた。。。。
変に感じるところがあると思うけど、スンマセン。脳内補完してください。 >>86
乙だぜ
てめーの小説を素晴らしいと感じた原因は・・・・・たったひとつだぜ・・・・・
たったひとつの単純な答えだ・・・・・・・
「てめーの小説は俺を虜にした」 >>87
ど〜もです。
ほ、褒められてんのかな?w
なかなか良いネタが思い浮かばなくて。。。
そろそろ限界かも。。。 アスカ「ねぇ。ひとつ、聞いても良い?」
シンジ「ん、なに?」
アスカ「あの世界のアタシを14歳のシンジは、どう思ってたの?」
シンジ「あ、なんて言うか。。。とっても大切な人だったよ。アスカに直接言えなかったけど、誰よりも好きだった。多分アスカも同じことを思っていてくれたんだと思う。
ケンカしている時や苦しい時でも、手をつなぎ合えさえすれば、お互いの心が通じ合ったというか、凄く落ち着けたんだ。だから、一番大切にしたかったんだ、アスカのことを」
アスカ「ふ〜ん。だったら、いまのアタシは?」
シンジ「えっ、いまのアスカ?う〜ん、正直分からない。だってまともに話をしたのは昨日が初めてだよ。でもね、これだけは分かる気がする。ボクにとってきっと大切にしなきゃならない人なんだろうなって」
アスカ「そ、そうなんだぁ。。。。ずっとなんだよね。。。」ポッ////
シンジ「うん。もちろん。。。」これがシンジの人生を左右するひと言だとはこの時、気付きもしないでいた。。。
アスカ(・・・・いただきました、言質!・・・)俯いてニヤッ
シンジ「じゃ、あの世界のアスカは、ボクのこと、どう思ってたの」
アスカ「・・・う〜ん、あまりよく覚えてないけど、シンジに『アンタがアタシのものにならないなら、アタシ何もいらない』って言った記憶があるわ。それがすべてよ、きっとね」
シンジ「そ、そっかぁ。。。」 その時、ゴッゴゴゴ。ゴゴゴゴゴゴッ。グラグラッ。突然地震が。。。
アスカ「キャッ、なに?ゆ、揺れてる!怖い!」
シンジ「地震だよ。それほど大きくはなさそうだけど。。。」
すると再び、ゴゴゴゴゴゴッ。グラグラッ。
アスカ「うわっ、怖い!何これ!キャー!助けて!」シンジに思いっきり抱きつく。それもそのはず、アスカは地震を生まれて初めて体験したのだから。
シンジ「大丈夫だよ。すぐに収まりそうだから・・・ね」
グラグラ。まだ揺れている。。。。
アスカ「ちょっとシンジ!助けてよ!助けなさい!シンジったら。シンジぃぃぃ!こ、これが地震なの?」
シンジ「ひょっとして地震、初めて?」
アスカ「そうよ!アンタ、大切にするって言ったじゃない!何よ!ちゃんと抱きしめなさいよ!」
シンジ「あっ、あぁ。ごめん。これでいい?」ガシッ
アスカ「そうすればいいのよ!最初っから」ニヘラっ////
シンジ「あっ。ほら。収まった」
アスカ「もう少し、このままでいなさい!また来るかもしれないし。。。」
シンジ「はいはい。あぁ〜謹慎初日にして、とんでもない誕生日になっちゃったなぁ〜w」 ・・・・・・・・・・・・・・・
アスカ「へっ?アンタ、今日、誕生日なの?」
シンジ「あ、うん。でも謹慎初日の方が重要だよね。はははっ。毎日、反省文書かなきゃなんないし。。。」
アスカは一瞬、考えを巡らす(ふぅ〜ん。あ、そうなんだ。ど〜しよっかなぁ〜。ま、ここは特別よね。よしっ、アスカ、頑張るんだから!)と、意を決すると
アスカ「じゃ、このままでいいから目を瞑りなさい。アタシを離すんじゃないわよ」
シンジ「う、うん?」
アスカ:chu!
シンジ「うわっ!何すんだよ!アスカっ!」
アスカ「あ、コラ!アタシを離すな!!こっ、これは、誕生日プレゼントよ!それにあっちの世界でもファーストキスは、アタシなんでしょ?」
シンジ「あ、うん。まぁ、それは、そうなんだけど。。。今のって、アスカもファーストキス?」
アスカ「当たり前でしょ!アタシをなんだって思ってんのよ!でも、まぁ、昨日アンタと間接キスしたし。。。覚えてんの?このバカシンジ!」
シンジ「えっ。ウソ?どこで?」
アスカ「はぁぁぁ。。。もしかしてとは思ってたけど、アンタ、やっぱり気付いてなかったのね。学食でアンタのコップ使って、水飲んだでしょ、アタシが!」
シンジ「あっ、あぁぁ。そっかぁ、まったく気付かなかった。だってアスカが目の前で不機嫌だったし。。。」
アスカ「ちゃんと気付きなさいよ。これからのことだってあるんだから。。。」
シンジ「えっ、なにそれ?」
アスカ「アンタは考えなくていいの!それはアタシが考えるから。それより、さすがに、もう抱きしめなくてもいいわ」
シンジ「わっ!ごめん」
アスカ「お腹すいたわね」
シンジ「そうだね。すっかり夜も明けて太陽出ちゃたし、気持ちいいなぁ〜。コンビニ行って何か買ってくる?」
アスカ「うん。そして、ここで食べましょ」
シンジ「じゃ、行こうか」ふたりは、ごく自然に手をつなぎ丘を下りコンビニへと向かった。満面の笑顔で。 ガサッガサガサ・・・・シンジとアスカが座っていたベンチから5mほど離れた草むらで怪しい動きが。。。。
マナ「アンタ、ちゃんと撮れた?」
ケンスケ「ああ、バッチリさ!多分、今年の最高傑作さ!」
マナ「じゃ、すぐにちょうだい。写真付きで配信するから」
ケンスケ「いや。これは、相当にいい写真になるはずだから、ちゃんとLightroomで現像して渡すよ」
マナ「時間かかるの?」
ケンスケ「授業始まる前には渡せるよ」
マナ「分かったわ。ワタシもシッカリ記事書いとくから」
ケンスケ・マナ「「じゃ、ヨロシク!」」
そう言うとふたりは二手に分かれて、小高い丘を後にした。。。。
それにしても、手際が良すぎるぜ、アンタら。。。。w
その日、また再び学院を騒ぎが襲った。激震である!原因は、マナが放った現場写真付きの特報メール。
そして職員室で、ケンスケとマナは尋問を受けた。。。(当然ながら、シンジとアスカも・・・それは後ほど)
ケンスケは、新しく買ったカメラのテストをかねて夜明けの写真を撮りに行ったら偶然見つけてしまったと弁明をし
マナの方は、あそこへ行ったのは第六感よ!きっと何か動きがあると予感がしたの。あの二人にはそう思わせる何かがあるのよ!まだまだこんなモンじゃないはずよ!と言い放った。
その時に撮られた写真はと言うと、
逆光でローアングル。若いふたりが抱きしめ合った姿は、美しいシルエットとなって浮かび上がった。その瞬間をケンスケは逃さなかった。
その後、ケンスケは写真雑誌に「早朝の告白」と題して投稿。そして見事に優秀賞を獲得した。
余談ではあるが、彼はフォトグラファーとして活躍することとなるのだが、後にも先にも、これを超える作品を生み出すことは無かった。
まさに奇跡のワンショット。言ってみれば、彼の人生の運をすべて、この1枚に費やしたのかもしれない。 シンジとアスカは、小高い丘の上で朝食を済ませ、放課後、また会うことを約束して、ふたり揃って寮へ戻った。
シンジは、部屋に戻ると、唇に指先を当たるとアスカとのことをもう一度思い出しながら
シンジ「16歳かぁ。。。最高のプレゼント、貰っちゃったなぁ。。。。」と呟くと、ほくそ笑んだ。
アスカは、学校へ着くと何やらザワメキを感じとったが構うことなく下駄箱の前へ。
アスカ「あら、今日は少ないわね。毎日、良く飽きないで入れてくるけど。。。ま、ムダなんだけどね。お気の毒様!」とラブレターの束2、30通を近くのゴミ箱へ投げ入れた。
すると、柱の陰、階段の裏、閉じられていたドアなどから、「チエッ」と一斉に舌打ちが聞こえてきた。
そして、ちょっと気になったのか、シンジの下駄箱の前に行き、チェックした。
すると、5通ほどラブレターらしきモノが入っていた。。。
アスカは「う〜ん。どうしよっかな?でも、まぁ、決まっちゃったようなもんだし。。。」と言うと、ペンケースからマジックを取り出し、
シンジの下駄箱の扉に[売約済み]と事も無げに書き込む。それから、自分アタのラブレターと同じくゴミ箱へ投げ入れた。
アスカ「悪いけど、もう、手遅れよ!」もう、すっかり彼女気取りであった。 その時であった、校内放送でアスカへの呼び出しがかかった。
校内放送「惣流アスカさん、登校していたら至急、職員室へ。繰り返します・・・」ミサトの声であった。
アスカ「なんだろ?」(徹夜したから、授業中に寝ようっと思ってたのにぃぃぃ)
職員室に着くと、昨日入った会議室からリツコのヒステリックな怒鳴り声が聞こえた。
アスカ『朝から、なにかしら?」と人ごとのような態度でいた。
ミサト「アスカ!」
アスカ「あ、おはよう、ミサト!」
ミサト「アンタねぇ、朝の挨拶してる場合じゃないわよ!ちょっと、コレは何よ!」バンッと机の上に投げつけられた1枚の写真。 あ、抜けが。。。
>>92と>>93のあいだに
Part 3 fin.
Part 4
が入りますです。コピペで抜けてしまいました。。。。
もう、集中力が切れかけてます。落ちたらゴメンね。とりあえず頑張るけど。 >>96
乙です
またスクープされちゃいましたかw
でもいいシュチュエーションでしたねー
アスカのファーストキスが誕生日プレゼントになるなんて羨ましいです
そして挿絵がまた最高というか、すごく夜の雰囲気が出ていますね
てか絵が凄く上手いじゃないですか
これは逆光で撮れた写真ってことだから白黒基調の絵になってるけど
普通の挿絵ならアスカの可愛い表情とかも見れるのかなと思うと非常に楽しみです
続きに関しては焦らず急がずゆっくりでいいので自分のペースでで納得いく作品に仕上げてください >>96
乙乙乙ー!
夜二人きりでいるところにケンスケとマナに写真とられてるw
でもアスカはまわりのことなんか気にしないから人前でも平気でイチャイチャするだろうな
そして絵がうまいな!
今度は本格的なキスシーンの絵を期待したい!
でも無理はせずに急がずマイペースで執筆してくれ
だがこれだけは言わせてくれ・・・・・・・・
続きはよ >>97,98,99
こんばんは。毎度、ど〜もです。
少しばかり煮詰まってますです。
当初から、アメリカエヴァさん再降臨までの場つなぎという感じで軽く考えていたので
レス番で言うと10〜20ぐらいでエンディング予定でした。
それを、ついつい調子こいて、その結果、迷走気味に。。。
よくよく読むと、(てか書いてるのは自分なんですが)本文中では、シンジとアスカが出会って、まだ24時間経ってない。超スロー展開。
ここを何とかしないと、エンディングは見えてこない感じがしてますです。
まぁ、とりあえず、行けるとこまでは。。。。
前に書いたスレのように、途中から激飛ばしがないようには。。。www
絵の方は、見本となる絵があったので、適当にマネして描いたので、ウマくはないですよ。
と言うことで、続きを。。。
軌道修正できるかなぁ〜 アスカ「あっ!!!!何で?えっ、誰が撮ったのよっ!!!」
ミサト「さてと、シッカリ説明して貰いましょうかねっ!」
アスカ「・・・・・・・」
アスカが黙りこくっていると、そこへシンジが日向に連れられてやってきた。。。
日向「碇くん、謹慎中なんだから、行動は慎重にしないとな。気持ちは分かるけどさ」
シンジ「・・・・スイマセン・・・・」
ミサト「やっと、ご両人様が揃ったところで話して貰おうじゃないの。。。で、どちら様から話していただけるのか・し・らっ!」
シンジ・アスカ「「・・・・・・・・・・・」」しばし無言だったが、シンジが口を開いた。
シンジ「あのぉぉ。。。ぼく、昨日の件で少し疲れちゃって、学校から帰るとすぐに寝たんです。そうしたら、早く起きちゃって。。。
それで昨日のことをよく考えながら反省しようと、裏のあの丘に登ったんです。そうしたら、アスカが来て。。。」
アスカ「アタシは、昨日のことがイマイチ納得いかなくて、一晩中、アレコレ考えてたの。それで行き詰まって気分転換に、丘に登ったてわけよ。そうしたらシンジがいてぇ。。。」 ミサト「ちょっち待ってくれる!、アンタらふたり、昨日は、惣流とか、コイツとか呼んでたわよね?何で今日になったら、名前で呼び合ってんのよ!」
シンジ「あっ、それは。。。」
アスカ「いいわ。アタシが話す!丘での上で、昨日のこととか、シンジと色々話し合ったのよ。ちょっとここじゃ話せないようなこともあったけど。。。あっ、でも、変なことじゃないわよ!
そして、話をしてるうちにお互い出会うべきひとに出会ったんだって気付いたの。そうしたらシンジは、シンジでアタシのことを、ずっと大切にするっていうのよ。。。
それでね、アタシたち、付き合うことにしたの!」
シンジ「えっ!」
アスカ「何よ!」ジト目(アンタ、>>89の9行目で言ったでしょうがっ!!アタシのこと、ずっと大切にするって)
シンジ「・・・あ、はいぃぃぃ。。。。」
アスカ「ん。よろしい!それでね。そんな感じでいた時に、地震があったのよ。今朝の地震、知ってるでしょ?アタシ、地震はじめてでパニックになっちゃって、シンジに思わず抱きついたの。それがこの写真よ、文句ある?」
ミサト「はぁぁぁ?アンタ、ずいぶんと都合よく説明してくれちゃってるけど、これ、キスしてるわよね!」
シンジ・アスカ「「あ、えっ!そっかなぁ〜。。。。そう見えるだけ(です)(よ)」」唇おさえながら言ったらバレバレですぜ、シンジさん、アスカさん。 ガラッ。バッシーン!会議室のドアが開いたかと思うと、思いっきり閉じられた。
そこでリツコが「いいことっ!アンタたち、そこで暫く反省してなさい!次は無いと思いなさいよっ!!!」と捨て台詞を吐いた。
ミサト「で、リツコ、そっちの方の事情聴取は?」
リツコ「どうも、こうもないわ!相田の方は、カメラテストしてて偶然ってのは、本当っぽいけど、マナの方は、違うわ。確信犯で間違いないわね。
とにかく騒動を煽って自分が目立ちたいのと、もっとウラがありそうなんだけどね。口を割りそうにないわ。そもそも入る学校を間違えてないかしら、堀越学院とか、アッチの方が。。。」
ミサト「そう。。。マナには、困ったモノね。でもあの子、理事長筋で入学してきたから、停学とかの処分は難しいかもねぇ」
リツコ「それで、こちらのおふたりさんは、ちゃんと納得のいく説明をしていただけたのかしら」
ミサト「それが、こちらもね。。。」
リツコ・ミサト「「・・・はぁ。。。手間のかかる子たちねぇ。。。」」ふたりが愚痴板った時、日向から報告を受けていた冬月教頭が姿を現した。 冬月「確かに困った生徒たちですねぇ。でも、間違いがあれば、ちゃんと指導するのが教師の努めですので、
対応や処分については、私が責任を持って行いましょう。それにそろそろ授業がはじまりますよ、葛城先生、赤木先生」
ミサト「あ、はい。。。お任せしてもよろしいんでしょうか?」
冬月「はい。大丈夫ですよ。日向先生には、少しお手伝いいただきますが。。。」
リツコ「では、よろしくお願いいたします。昼休みに、またお伺いしますので。。。」
冬月「それでは、授業の方、お願いしますね。じゃ、日向先生、霧島くんと相田くんについてですが、両名共に1週間の謹慎処分とします。
まぁ、相田くんにとっては少し厳しい過ぎるかもしれませんが、風紀を乱すことに荷担したのは事実ですから。あ、それと写真、良く撮れてましたと伝えてください」
日向「霧島くんについてですが、理事長からの推薦枠でにゅうがくしてるのですが。。。」
冬月「誰であろうと、規則に触れれば、それを指導しなければなりませんよ。もし心配でしたら、私の方から理事長に話をしておきましょう」
日向「分かりました。それでは、両名にこれから処分を伝えてきます」
冬月「はい。お願いしますね。さてと、碇くん、惣流さん、ちょっと教頭室まで来て貰えますか?」
シンジ・アスカ「「はい」」
冬月「まぁ、お座りなさい。日向先生から聞いたのですが、あの丘に行ったのは、ふたりとも偶然だそうですね。間違いありませんか?」
シンジ・アスカ「「はい。間違いありません」」
冬月「そうですか。で、あの丘で何を話したんですか?言える範囲でいいですから」 シンジ「はい。じゃ、アスカ。ボクの方から話すね。そもそもは、受験の時に電車でアスカの手を握ったことで、ボクの中で何か忘れられない感触が蘇ったんです。
入学してからも気にはなって吐いたのですが、その頃アスカのことをよく知らなくて話すこともできないでいたんです。
それが、昨日、学食で会って、もう一度、その感触を思い出すためにアスカに手を握らせてもらったんですが、ぼくがなかなか手を離さなくて、アスカに誤解させてしまったんです。
丘の上で偶然会えた時に話したのは、アスカの手を握った時に、なぜ忘れられない感触だったのかを説明しました。コレについては、なかなか信じて貰えるような話でもありませんし、
どちらといえば話せないことでもあります。しかし決してやましいことでもありません」
アスカ「その通りで、丘の上でシンジから、あることを言われてアタシも思い出したんです。もっと早くにアタシが気付いていれば、シンジが謹慎になることも無かったと思っています。ゴメンね、シンジ」
冬月「それで、ふたりの間では誤解が解けたと言うことですね。なるほど。。しかし直接会った話をしてから半日も経たずに付き合いはじめるというのは、早すぎませんか?」
アスカ「アタシは、シンジがそばにいてくれるからアタシでいられるんだと思ってます」
シンジ「ボクは、誰よりもアスカが大切で、アスカを守っていけないと思っています」 冬月「具体的な理由は、言えない範囲のことでしょうか?まぁ。それは構いませんが、運命にも似たものなんでしょうね。とりあえずここは納得しましょう。
ところで、碇くんは、謹慎中と言うことで学院内には、入れませんが、惣流さんは、現時点では授業棟を受けなければなりません。
そうなると、これだけの騒ぎの中、彼女は孤立無援、誰も守る人がいませんよね。また学院内がざわつけば、当然他の生徒たちにも影響が出てしまいます。
そこで、惣流さん、あなたにも碇くんと同期間、謹慎していただきたいのですが、いかがですか?」
アスカ「あ、はい。ありがとうございます。ご配慮いただいて。。。」
冬月「明城学院は、男女交際について、特別厳しいというわけではありません。節度さえ守れば自由な交際は、むしろ好ましく思っています。
ですから、お互いが成長できるような交際になることを望んでいますよ。それと、謹慎中ふたりだけで会うのは控えてくださいね。
余談ですが、10年、付き合っても分かり合えない人もいれば、出会った瞬間、分かり合えたりする人もいるようですからね。w」
ミサト「クシュン」(あら、背筋が。。。風邪かしらねぇ?)
シンジ「はい。ボクとアスカはまだ出会ったばかりで、まだお互いのことを十分に知っている訳じゃありません。
なので、これからふたりで色々と話し合って行きたいと思います。この度は、先生方に、大変ご迷惑をおかけしました」
シンジ・アスカ「「申し訳ありませんでした」」
冬月「はい。大変、結構です。それでは、これより碇くん、惣流さんは、寮にて謹慎してください。それから惣流さんは、放課後に葛城先生に連絡してください」
シンジ・アスカ「「はい。それでは、失礼します」」
冬月「やれやれ。ユイくん。シンジくんは、なかなかシッカリしてそうだな」 >>108
あ、ども!
>>104の最終行
×;愚痴板った時
○:愚痴った時
スンマセンです。。。。 >>107
乙です
二人揃って仲良く謹慎ですかー
これは更なるイチャラブな展開になりそう
続き楽しみにしてます >>107
乙乙乙ー!
冬月先生はいつも渋いなw
続きはよ >>109,111,112,113
まいど!
相変わらず展開スピードが遅いっス。。。
イライラされてる方、ごめんです。
その内、改善します。
お待たせしてます。
それでは、Part 5を Part 5
シンジとアスカは、冬月教頭の温情あふれる処分に感謝し、職員室を後にすると揃って寮へ向かった。
シンジ「アスカまで謹慎になっちゃったね」
アスカ「うん。でも教室で変な目で見られなくてすむから、これで良かったわ。それに徹夜で眠いし。。。」
そして、男子寮と女子寮の分かれ道にさしかかった時に
アスカ「じゃぁね。うーん」と唇をシンジの顔の前に突き出しながらダキッ(早くキスしなさいよ!)
シンジ「アスカったら、マズイよ。ここじゃ」
アスカ「なによ!しばらく会えないんだよ!それとも、なに、アタシと別れるのが名残惜しくないの?」
シンジ「そんなことある訳ないじゃないか!」
アスカ「だったら、早くぅぅ!」
シンジ「ダメだって、もう。どこにカメラが仕掛けられてるか分かんないよ、ここは」
アスカ「う〜ん。それもそうね。。。じゃ謹慎明けは、しっかりすんだからねっ!」
シンジ「分かってるよ。。。じゃぁね、アスカ」
アスカ「あ、そうだ。アタシここの501号室だから、ベランダに出るとシンジの部屋、見えるの。電話したら顔出しなさいよね、じゃぁね」 そして昼休みの職員室・・・・
ミサト「あっ、冬月教頭。今朝の件は。。。」
冬月「ええ、この騒ぎを長引かせるのも良くありませんので、関係した生徒に注意と謹慎を課しましたよ。これで収束に向かってくれれば良いのですが。。。」
ミサト「そうですね。あの年頃って、すぐに熱くなっちゃいそうで心配ですが。。。」
冬月「その点で言えば、碇くんも惣流さんも案外シッカリしている見たいですね。まぁ、温かく見守りましょうか。あ、それと、手数かけますが、当学院のOBの加持くんを呼んで貰えますか」
ミサト「ゲッ!なんで加持なんかを。。。」
冬月「ちょっと調べて貰いたいことがあるので、お願いしますよ。w」
ミサト「分かりました。ちょっちお待ちを。。。」
そう言うと、ミサト曰く腐れ縁、かつての同級生兼元恋人であり探偵事務所を近くでひらいている加持に電話した。
ミサト「あっ、加持?ワタシよ!ヒマなんでしょ!今からすぐ来てくれる?」
加持「へっ?葛城か!ヒマとは、随分だなぁ、これでも色々と忙しいんだぜ」
ミサト「どうせ浮気調査か、迷子の猫探しぐらいなもんでしょ!ゴチャゴチャ言ってないで、すぐに来なさいよ!冬月教頭がお呼びよ」
加持「はいはい。冬月教頭じゃ、行かない訳には行かないな。ん、1時間後ぐらいには伺いますと伝えてくれ」
ミサト「頼んだわよ。あっ、教頭、1時間後ぐらいには来るそうです」
冬月「ご苦労様です。それと放課後にですが、惣流さんの指導を少しお願いできますか。詳しくは、あとでお話ししますんで。。。」
ミサト「あ、はい。分かりました」 加持「あ、ご無沙汰しております。冬月先生、じゃなかった冬月教頭先生。。」
冬月「別に先生で構わんよ。ははは」
加持「で、何でしょう?この不肖の教え子にご用とは。。。」
冬月「うむ。少し調べて貰いたいんだが。。。今年入学した碇シンジくんの身辺についてだが、少し訳ありでね。それでこの資料に目を通してくれるかな・・・・・」
加持「分かりました。そう言うことであれば、多分1週間もあればご報告できると思います」
冬月「じゃ、よろしく頼む。お礼に内申書の点数をオマケしとこうかね」
加持「それは、さすがに、もう手遅れですよ。先生」
冬月「そうかね。葛城くんに渡す内申書なんだがね。。。」
加持「あ、それは。。。もう。。。いや、何でも無いです」
加持は、では、早速と言うと、冬月から渡された資料を手に、調査をはじめた。 シンジは、謹慎中は時間割通りで自習を行うように言われていたので、それに従い机に向かっていた。
そして時計を見ると授業終了の4時を過ぎていたので机から離れて背伸びをして一息ついた。
シンジ「ふぅぅ〜。一人で自習するのも疲れるモンだねぇ。
あ、そう言えばアスカ、放課後にミサト先生に電話するように言われてたけど、徹夜してたみたいだから、大丈夫かな。。。電話してみるかぁ。」
スマホ:ティリュティリュティリュ・・・・ティリュティリュティリュ・・・・ティリュティリュティリュ・・・・
シンジ「アスカ、出ないなぁ。。。きっと寝てるんだろうな。しょうがないミサト先生に電話してみるか」
シンジ「あ、ミサト先生。碇シンジです」
ミサト「あ、シンジくん。どうしたの?ちゃんと自習した?」
シンジ「はい。一応時間割通りに。あ、電話したのはですね、アスカから電話ありました?徹夜していたみたいなので、もし電話が無ければ寝てるんだと思うんですけど。。。」
ミサト「あら、シンジくん。アスカのこと、フォローするのね。やっぱり彼女は、大切にしなきゃね!www」
シンジ「・・・・イヤ、そんなこと・・・ありません」
ミサト「確かにアスカから電話かかってこないから、直接、寮に行ってみるわ。シンジくん、ありがとね!でも彼女だからってフォローばかりしてると尻に敷かれるわよ。気を付けなさい」
シンジ「あ、はい。あ、あははは・・・とりあえず、アスカのこと、よろしくお願いします」
ミサト「シンジくんから、そこまで言われたら、よろしくお願いされちゃいましょ!じゃっねぇ〜」
シンジからの電話を切ると、ミサトは寮で、寮監からマスターキーを受けとって、アスカの部屋へ向かった。
その時、ミサトは、しょうがない子ね、アスカは。それにしても、アスカって見る目があるのか、運が良いのか・・・まぁ偶然とは思うけどシンジくん見つけちゃったかぁ〜。
と訳の分からぬ自問自答をしながらも何か納得していた。 501号室。アスカの部屋をノックするも応答無し。仕方なくマスタキーを使って部屋へ入ると・・・・いない!
部屋は荒らされた形跡も無いので、無理矢理連れ去られた訳でも無さそうだったが、つい先程まで人がいたような残り香が漂っていた。
ミサトは、急いで1階へ戻り寮監にアスカを見なかったかを聞いた。
すると、1時間ほど前に母親が来て、連れ出したという。確かに面会者が名前を記入するノートには、惣流キョウコと記されていた。
ミサトは職員室に戻り生徒の連絡簿から自宅の連絡先を見つけ、電話をした。。。。 ミサト「惣流さんでしょうか?ワタシ明城学院でアスカさんの担任をやっている葛城ミサトと言います」
キョウコ「はい。あ、葛城先生ですか。娘がお世話になっております。先程、娘から謹慎処分になったと連絡が入ったので、それで少し事情を聞くつもりで連れ出しました。
ええ、少し前に学校の方へ連絡を入れましたが、この件のご担当の方が席を外されているとのことで、後ほど、再度ご連絡を差し上げようと思っておりました。この度は、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」
ミサト「いえ、そんなことはないのですが。。。いま、どちらに?」
キョウコ「今、そちらから少し離れた郊外のレストランにおります。食事をしながら落ち着いて話をしてみたいもので。。。」
ミサト「はい。お気持ちは分かります。しかし謹慎中ですので、寮にいて貰わないとこまるのですが」
キョウコ「それは、理解しております。ただ謹慎と言うからには、それは罪を犯し、罰を受けたと言うことになります。
それならばそうした行為について親として躾ができていなかったことになります。その意味では、むしろ娘より親の私の方が罪深いのかもしれません。
ですので娘のアスカから話をしっかり聞きたいので2、3日自宅へ連れ戻したいのですが、ご同意いただけないでしょうか」
ミサト「は、はい。ですがワタシの一存で了承することはできないので、後ほどご連絡を差し上げます。それからアスカに代わっていただけますか」
アスカ「ごめんなさい。ミサト。ママって少し強引なところがあるので許してよ。シンジには、アタシが連絡するんでご心配なく」 ミサト「少し強引ってなモンじゃないでしょうが。。。それはそうと、アンタの電話が繫がらないって連絡くれたのはシンジくんよ。
アスカは、徹夜したんで疲れて寝てるかもしれないって心配してたわよ。良い子よね、シンジくん。
ところで、シンジくんと、どういう風に付き合おうと思っているのか知らないけど
彼には彼の事情があるんで普通の付き合いはできないわよ。覚悟が無いんだったらおやめなさい。忠告よ」
アスカ「それってどういうことよ!アタシにはシンジしかいないの!シンジと付き合えないなら、付き合えないなら…う、うっ」。・゚・(ノД`)・゚・。
ミサト「何も意地悪言ってるんじゃないわ。寮に戻ったら彼の事情を話してあげるから。それに女の勘で言えば大金星のような気もするし。。。あ、お母さんに代わってくれる」
アスカ「えっ、ホント!でも、ミサトの勘じゃ。。。あ、ママ、代わってって」
ミサト「それでは、後ほどアスカの帰寮に関してお電話させていただきます。それでは、よろしくお願いします」
キョウコ「はい。こちらこそ、よろしくお願いします。ところで、アスカが付き合っている彼氏の名前は?シンジとしか言わないので。。。」
ミサト「碇です。碇シンジくんです。とっても良い子ですよ。今はそんなに目立った子では無いですけど」
キョウコ「イカリですか。。。イカリ?。はい、分かりました。それでは後ほど」
キョウコは、天を仰ぎながらウ〜ンと唸ったまま、暫く考え込んでいたが、これ以上考えても無駄と思ったのか、立ち上がるとアスカに
キョウコ「さ、帰るわよ」と言いレストランを出た。
アスカ「ママ、ちょっと待って。シンジが心配してるみたいだから電話する」
・・・・・・・・・・・・・・・ シンジ「あ、アスカ。ミサト先生から連絡あった?」
アスカ「うん、あった。シンジ、心配してくれてありがと!それでね、今ママと自宅に戻る途中なの。多分2、3日中には戻ると思うわ。だから浮気するんじゃないわよ!したらコ○スからねっ!」
シンジ「し、しないよ!そんなこと。。。アスカ。徹夜したんだから、今日は早く寝なよ」
アスカ「うん。分かった。早く寝る。だけどシンジに知っててもらいたいことがあるから、あとでメールするね。じゃ、切るね」
そしてキョウコの運転する真っ赤なアバルト使用のチンクエチェントに乗り込んだ。 訂正です。。。。(気付くのが遅すぎですよねぇ)
>>106の最終行
×:アスカを守っていけないと思っています ←なんのこっちゃ!これ致命傷ですね。
○:アスカを守っていかなければいけないと思っています
>>107の2行目
×:授業棟
○:授業等
スイマセンです。
ザル校正で。。。orz
他にもあると思います、ごめんです。 >>124,125
ども!
何だかシッチャカメッチャカな展開で、書きながらう〜んと唸ってます。。。
いつものことですが、おかしいと思ったら脳内保管をお願いします。
それでは、Part 5の残りと、Part 6のさわりを その頃、職員室では冬月が、ミサト、リツコ、日向を前にして話をしていた。。。
ミサト「アスカの母親が来て自宅へ連れ戻していて、2、3日後には寮へ戻すと行っていますが、どのように致しましょう?」
リツコ「えっ!アスカの母親って、そんなに教育熱心なの?まさかモンスター?」
ミサト「いや、そんな感じじゃなかったわ。むしろ自分の躾ができていなかったことが原因だったら、娘より自分の方が罪深いって言ってたわ」
日向「それは、良くできた親だなぁ。珍しいよね。モンスターに悩まされている身とすればありがたい話だよ」
冬月「そうですか。連れ出しましたか。。。ルールはルールなんですけどねぇ。それで親御さんの名前は?」
ミサト「惣流キョウコさんです」
冬月「えっ!あ、そうですか。。。でしたら、私が話をした方が早そうですね」
ミサト「お知り合いですか?」
冬月「どうでしょうかね、多分。。。」ユイくんの息子に、キョウコくんの娘ですか。それはそれは。。。これも運命なのかもしれませんねぇ。
日向「あ、ご報告が遅れましたが、教頭が席を外されている間に理事長から電話がありました」
冬月「やっぱり来ましたか。。。」
日向「ええ。それでですが、教頭先生!例の件、考え直してはいただけないでしょうか」
冬月「それについては、前に話した通りですよ」
ミサト「例の件って何よ?日向くん!」
日向「・・・・う〜ん。。。話してもいいですよね?教頭先生」 冬月「まぁ、いろいろと関わってくる話ですし、その内知られる話ですから。。。」
日向「じゃ。前の校長が急逝してから明城学院には、その席が空いたままになっているのは知っていますよね。学院として、このままで良いわけないので、当然校長を選ばなければなりません。
そこで理事長から、アメリカの姉妹校であるマルドック学院からキール氏を招聘するように提案してきたんですよ。
理事長からの推薦とあれば誰も無視するわけにはいかないのですが、キール氏は、その経歴の表向きは、各国の交流団体の支援をやっていることになっていますが、
裏では兵器の密輸入やブラックマーケットに通じていることが判明していて、理事長もそれについて関係ができつつあるのが現状です。あ、因みにそれ、加持さんが調べてきました。
当学院としても、他の国に姉妹校を増やすということを名目に利用されかねないので、理事長が急遽決めた来月末に行われる校長選に冬月教頭先生にご出馬願っているんですよ」
ミサト・リツコ「「ええっー!そんな動きがあったの、この平和な学院に」」
日向「そうなんですよ。ふたりともお気楽すぎますよ。wwww」
リツコ「それで教頭先生は。。。。」
冬月「私もいい歳ですからねぇ。京都からこちらに来て15年、そして来年には定年ですし、そろそろ自分の好きな道に。田舎の小学校で先生をやろうかと」
日向「そこを何とか。。。それに碇くんと惣流くんの件だって、おかしいでしょ?」
冬月「・・・・わかっていたのですか?」
ミサト「おかしいって?何が、わかっていたの?」
日向「考えてもみてくださいよ。碇・惣流くんの件って、ちょっとした男女交際のことであって、特段目くじら立てるほどのことじゃないと思いませんか?
普通であれば、騒ぎが大きくなければ注意程度のモンですよ。それが、ここまで大騒ぎになって、関係のない生徒たちまでザワつかせて学院内の風紀に波風を立てる。
その責任を誰がどう処理する?って、こんな風に考えると、何かおかしい気がしませんか?」
ミサト・リツコ「「そう言われると。。。変よね」」 日向「でしょ!それは、つまり校長不在時の失態に持ち込めば、校長選に出馬する可能性が最も高い冬月教頭への警告にもなるわけですよ。だって冬月教頭が出馬しなければ、無投票選挙ですから」
ミサト・リツコ「「おおおぉぉぉ!日向くん、スゴイ!」」
日向「それでですね。この火の無いところに煙を立てちゃったのが、理事長推薦で入学した霧島マナ」
ミサト「あっ、なんだか繫がってきたわね」
リツコ「でも推測よね。何か証拠になるようなモノは。。。」
日向「それがですねぇ〜意外なところから見つけちゃいました。ちょっと待ってください」と言い残すと、総務部へ向かった。
そこで明城学院のネット関連などIT部門を統括している伊吹マヤを呼び出した。
日向「マヤちゃん、時間ある?例の書類出して欲しいんだけど。それとちょっとみんなに説明して貰えるかな」
マヤ「はい。わかりました。お役に立てれば良いんですけど」
日向「お待たせしました。これが証拠となる書類です。詳しくはマヤちゃんの方から」
マヤ「あ、どうも。えっとですね。この書類の1枚目は、メール利用時のログです。つまり生徒や教職員が使う当学院のドメインのメールは、
すべて当学院のサーバに保管されています。そして、当学院のドメイン同士のメールについては、保管はしていますが、プライバシー保護から、検閲等はしていません。
しかし昨今のネット上の事件等から考えるとセキュリティ上、外部ドメインに発信されるメールや外部ドメインからの受信メールは、別のサーバに残すようにしています。
そこで気になったのが、書類の2枚目にある霧島マナさんが発信した理事長宛てのメールです。
理事長のメールアドレスは、当学院とは異なったドメインを使用しているので、このようにすべて残っています。霧島さんがフリーのアドレス等を使っていれば分からなかったのですが。。。」 ミサト「これなんかスゴイわよ。『騒ぎがある程度大きくなったら、外部サイトへupしてさらに炎上させます』理事長からは『あまり当学院の評判が落ちない程度にな。笑』ですって。呆れてものが言えないわ」
リツコ「あら、こっちなんかマナの理事長からの報酬まで書いてあるわよ。でも、案外セコいわね」
ミサト「どれどれ!理事長も、もっと奮発しないと。。。。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日向「これらをそのまま出しても、プライバシーの侵害になるとも言えませんので、取り扱いは慎重を要します。ですのでこれを使った戦略について後ほどご相談させてください」
冬月「・・・・・う〜ん。ここまでとは。。。多分そうではないかとは思っていましたが。。。」
日向「教頭先生!!」
冬月「・・・・分かりました。但し条件があります。仮に学長選に当選した場合ですが、任期通りの4年。それ以上はできません。それで異存が無ければ出馬しましょう」ああぁ、また私の夢が遠のいていく。。。。
その後、ミサトたちによる用意周到な戦略により理事長とキール氏の企みは未遂に終わり、理事長は更迭。夏休み明けから、正式に冬月校長が誕生した。そして霧島マナは、2年生になるとすぐに一身上の都合と言うことで転校。その後、有名な芸能レポーターとして活躍した。
Part 5 fin. Part 6
そしてその夜、惣流家に電話が。。。
キョウコ「はい。惣流ですが」
冬月「こんばんは。明城学院の教頭、冬月ですが。キョウコくんですか。お久しぶりですね。声を聞いてすぐに分かりましたよ」
キョウコ「えっ、冬月?冬月教授ですか?」
冬月「その節は、お世話になりましたね。はははは。元気でしたか」
キョウコ「えええええっー!!!はい。元気にしていますぅ。きょ、教授!京都にいらしたのでは?え、あ、なぜこちらに?」
冬月「驚きましたか。まぁ、私にも、いろいろとありましたから。それはそうと、アスカくんの件ではちょっと申し訳ないことをしました。それについて謝らなければなりませんね」
キョウコ「まだアスカから詳しくは聞いていないのですが、何というか似て欲しくないところばかり似ると言いましょうか。思ったことはそのまま出ちゃう方なのでご迷惑をお掛けしたのでは。。。」
冬月「そんなことはありませんよ。それにしても私の方こそビックリしましたよ。キョウコくんの娘さんが入学しているとは。。。ただ惣流という珍しい名字だったので、もしやとは思いましたがね」
キョウコ「それで教授から、お電話いただけると言うことは、やはり何かマズいことでもあったのでしょうか?」
冬月「いえいえ。何もありませんよ。たかだか男女交際の些細な問題ですよ。ただちょっとアスカくんたちと関係の無いところで問題が出てきて、
その被害を被ったと言うのが事実です。ですので、その点に関してはこちらに非があるのですが、いろいろと複雑な事情もあり、
アスカくんたちには辛い処分を下さなければなりませんでした。そこは、時期を見てお詫びに行かなければならないと思っているんですよ」
キョウコ「事情がおありになるのであれば、私やアスカで良ければ役立ててください」 冬月「ああ、ありがとう。そう言って貰えると助かるよ。それで、私が電話したのには、もう一つお願いがあってね。
アスカくんの交際相手だが、碇シンジくんと言うんだよ。何か思い出さないかね?」
キョウコ「・・・・・きょ、教授。ま、まさかユイの。。。?」
冬月「そのまさかだよ!私の研究室でキミの1年後輩で大親友だったあのユイくんの息子だよ。驚いただろ。私もそれが分かった時に腰を抜かしそうになった。わはははは」
キョウコ「・・・・・・・・・・そうでしたか。ユイの葬儀のときに、ちょっとだけ見かけたんですけど、あの子が、シンジくんだったんですね。男の子なのにユイにそっくりで。。。」
冬月「そうなんだよ!ゲンドウのヤツにまるで似ていない!神様も粋な計らいをしてくれたモンだよ」
キョウコ「そうですよねっ!あのヴァッカに似たら、ろくでもないですからね!そっかぁ。。。ユイの子かぁ」
冬月「何だろうなぁ、運命的とでも言うんだろうか。。。嬉しいねぇ。そこでだが、アスカくんたちには親同士が親友だと言うことは伏せて欲しいんだが。
まだまだふたりとも若い。付き合うと言っても、これから何があるか分からない。親同士が親友と言うことを教えるのは、それは別の機会があると思う。
いまは、シンジくんやアスカくんが、それぞれ自分の道を見つけること、そしてこれから自分たちでどのように付き合っていくのかを決めることの方が大切だ」
キョウコ「そうですねぇ。ウンウン。同意します、教授!それにしても会いたいなぁ、シンジくんに。何とかなりませんか?」
冬月「あ、キョウコくん。私はもう教授じゃないよ。一介の教頭先生だよ。はははは。
じゃ、取引をしよう。こちらは、アスカくんを早く寮に戻さないと他に示しがつかない事情がある。なので明日の夕刻、シンジくんに迎えに行かせる。その理由はこちらで考えるとして。。これで、どうだろう?」
キョウコ「あ、分かりました。ありがとうございます。アスカも喜びます」
冬月「それじゃ、取引成立と言うことでいいね」
キョウコ「は、はい!それでよろしくお願いします!それでは、失礼いたします」 アスカ「ねぇ、ママ。誰からの電話?」
キョウコ「内緒よ。それよりグッドニュースがあるけど、どうする?」
アスカ「アタシ、徹夜してて眠いの。それに今日シンジにどうしても伝えたいことがあってメールしたいの。だから明日でいい?」
キョウコ「あら、つれないのね。。。ま、いいわ。明日話してあげる。その代わり何で早く教えてくれなかったの!って言わないでよ」
アスカ「あ、何か思わせぶりよね。でもシンジにメール出すのがアタシのファーストプライオリティよ。だから明日でいい」
キョウコ「あっそ。それじゃ、おやすみ、アスカ」
アスカ「うん。おやすみ、ママ」 >>133
乙乙乙ー!
うおっ!なんかかなり本格的になってきたぞ
てかストーリーがしっかりして読み応えがあるな
続き楽しみにしてるぞ
投稿はよ >>134
まいど!
連休中で、少しヒマになったので、腰を落ち着けて書いてみようかと、思いましたが
思いつきでここまで来ちゃったんで。。。。www
でも、いつ破綻しても、おかしくは無い展開なので、近々見直そうかなと思ってます。どうなるか分かんないけど。
ま、そんな訳で、続きを アスカは眠くてたまらなかったが、シンジにどうしても自分の気持ちを伝えたかった。
なぜなら、このメールを読んで貰えなかったら、シンジと付き合うにしても長続きしない気がしたからである。
それだけ真剣にシンジのことをアスカは考えていた。だからありったけの勇気を振り絞って素直に自分の気持ちをしたためたのだ。 宛先:碇シンジ
Cc:
件名:ありがとう。
差出人:惣流アスカ
シンジ
朝からいろんなことがあったね。
何だかとっても疲れました。
でもね、シンジにこれだけはちゃんと伝えておかないとと思いメールしました。 夢で見たこと。それはシンジとアタシだけが共有していること。
だから誰に話をしても、きっと理解して貰えないと思います。
それにあの夢は、あまりにも残酷で、思い出す度に苦しくなります。
でも、だからと言って目を背けてはダメなような気もしています。
なので、この話は、ふたりで少しずつ話しましょう。
今日、どうしても伝えたいことは、アタシの痣のことです。
初めてでした。アタシの痣を優しく撫でて涙してくれた人に会ったのは。
幼稚園の頃、アタシの痣を見て『アスカちゃんの手にヘビがいる』って言われたことがあります。
子供って、見たままを口にするから素直であると同時に残酷であったりもします。
多分アタシはそれがトラウマになり、幼稚園からずっと長袖の服を着ています。
夏の暑い時も、日焼けするのがイヤだからと言い訳しています。
どうしても半袖のシャツを着なければならない時には、腕に包帯を巻いたり化粧をして隠しているのです。
小学校の時も、ジュニアハイスクールの時も、何度か男の子からデートに誘われましたが、
この痣は隠していました。そして、この人なら大丈夫と思った人だけに、この痣を見せました。
でも、みんな目を背けてしまいました。翌日には、クラスでこの痣を知らない人はいませんでした。
やはり、気持ち悪かったのだと思います。 シンジは違いました。
アタシの痣を、なんの躊躇もなく撫でて、さらに自分のせいだとまで言ってくれました。
あの夢が本当にあったことで、それが原因でこの痣ができたにしろ、シンジが背負うべきことではありません。
それなのに、シンジはアタシがトラウマにしているこの痣を優しく撫でてくれた。手を握りしめてくれた。
アタシは、容姿やちょっとした印象だけで人を判断するのはキライです。
だけど、この痣は、アタシにすべてを教えてくれていると思っています。
シンジは、この痣を見て、撫でて、そしてアタシのことを大切にしたいと言ってくれた。
アタシは素直じゃありません。どちらかと言えばワガママです。
だから、シンジを前にして、はっきりと言えない時だってあると思う。
でも今日だけは、シンジに思いきって伝えたいの。
シンジ、好きよ。
あなたの側にいさせて。ずっと。
I need you.
アスカ
ps.
今日はさすがに、もう眠いです。おやすみなさい、シンジ。
来年の誕生日には、驚くようなプレゼントをします。期待して待ってるのよ! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています