そして、シンジとアスカが、立ち去ろうとした時、
「碇くん、弐号機パイロット。おめでとう」と声がした。ふたりが声のした方を見ると、遠くに青い髪をした制服姿の少女が立っていた。
シンジ・アスカ「「あの夢の・・・・」」ふたりが目と目を合わせる。そしてまた前を向くと、そこに少女はいなかった。。。
シンジ・アスカ「「・・・・ありがとう」」と言うと、季節外れの温かい風が、ふたりの頬をやさしく撫でた。
シンジが、つないだ手に想いを込めてギュッと握ると、アスカもギュッと握り返した。

その日の空は、シンジとアスカを祝福するかのように、澄み渡り、高く、碧く、そして眩しかった。


Part 13 fin.