シンジ「はい。じゃ、アスカ。ボクの方から話すね。そもそもは、受験の時に電車でアスカの手を握ったことで、ボクの中で何か忘れられない感触が蘇ったんです。
入学してからも気にはなって吐いたのですが、その頃アスカのことをよく知らなくて話すこともできないでいたんです。
それが、昨日、学食で会って、もう一度、その感触を思い出すためにアスカに手を握らせてもらったんですが、ぼくがなかなか手を離さなくて、アスカに誤解させてしまったんです。
丘の上で偶然会えた時に話したのは、アスカの手を握った時に、なぜ忘れられない感触だったのかを説明しました。コレについては、なかなか信じて貰えるような話でもありませんし、
どちらといえば話せないことでもあります。しかし決してやましいことでもありません」
アスカ「その通りで、丘の上でシンジから、あることを言われてアタシも思い出したんです。もっと早くにアタシが気付いていれば、シンジが謹慎になることも無かったと思っています。ゴメンね、シンジ」
冬月「それで、ふたりの間では誤解が解けたと言うことですね。なるほど。。しかし直接会った話をしてから半日も経たずに付き合いはじめるというのは、早すぎませんか?」
アスカ「アタシは、シンジがそばにいてくれるからアタシでいられるんだと思ってます」
シンジ「ボクは、誰よりもアスカが大切で、アスカを守っていけないと思っています」