【明城学院】シンジとアスカの学生生活6【LAS】 [無断転載禁止]©2ch.net
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★アスカとシンジの学生生活を想像してどんどん書き込んでください!★
貞本義行氏の漫画版「新世紀エヴァンゲリオン」の「LAST STAGE 旅立ち」を起点とします
「明城学院附属高校」の受験日に起きた二人の出会いから始まる学園モノを想像/創造しよう!
内容は「貞エヴァのラストから始まる学園LAS」という形に準じていれば特に制限はありません
TV版・旧劇場版・新劇場版の設定・登場人物・エピソードを織り交ぜたり等々
そういったミクスチャーもOK!職人さんの裁量にお任せ!
構想をお持ちの方はジャンジャン投稿してください!
短編・小ネタもドシドシ投稿お待ちしています!
よ〜し職人さんの作品に挿絵を付けちゃうぞ
という絵師の方もガンガン投下お願いします!
★前スレ★
【明城学院】シンジとアスカの学生生活5【LAS】
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1450700274/
【明城学院】シンジとアスカの学生生活4【LAS】
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1437394781/
【明城学院】シンジとアスカの学生生活3【LAS】 [転載禁止]c2ch.net
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1416674769/
【明城学院】シンジとアスカの学生生活2【LAS】
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1384532292/
【明城学院】シンジとアスカの学生生活【LAS】
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/eva/1370587184/ ★前スレまでに投稿されていた職人の方々★
「予告の人」さん
「台本屋」さん
「265の人」さん
「シンジとアスカは結婚する」さん
「方言エヴァ」さん(東北弁も) (仮)
「ごくたまに小ネタを投下してた者」&「大学生LAS」さん
「もうダメポ…_(┐「ε:)_無理書けない」さん (仮)
「勢いで書いてしまった後悔はしてない」さん (仮)
「フユツキ」先生
「短編」さん
「386」さん (仮)
「ATLAS」さん
「◆arkg2VoR.2」さん
「需要もないのに勝手に供給」さん
「通りすがり」さん
「脳内ポエムシンジ君」さん (仮)
名無しさん達
(漏れや間違いがあればご指摘ください)
(仮:筆名が確認できていない方の仮称)
素敵な作品をありがとうございます!! >>1
乙です
★前スレまでに投稿されていた職人の方々★に
「アメリカエヴァ」さんも追加で 最近暑過ぎ
こんな日でもアスカは暑いとか言いながらシンジにベッタリしながらイチャイチャ こんな日でもアスカは「ジメジメするぅ〜」とか言いながらシンジにベッタリするんだよね 何となく、シンジの為にピアスを開けてみたアスカと、鈍くて気づかないシンジというのが思い浮かんだ。
何でピアスが思い浮かんだのかは、自分でも分かりませぬ。 >>26
アスカが高校になるとピアスやりそうだな
その展開はあっても不思議じゃない
そのネタの小説投稿はよ アメリカ、まだか。。。
場つなぎで、駄文、書くかぁ、
と言っても、このスレ読んでないから、ネタが被るかもしれないし。。。 >>28
被りとか気にしなくてもいいですよ
このスレには数多くの作品が投稿されてますから
古参でも完璧には覚えてないです
読んでる人にネタが被ってることなどどうでもよくなるほど引きつけるLASを書くことが重要です >>29
最後の1行でハードルが上がった。w
じゃ、ま。場つなぎと言うことで。。。 碇シンジには、両親がいない。
幼い頃に他界し、叔父叔母の元で育った。
そのことで特に不自由を感じることもなかったし、叔父叔母には感謝している。
が、14歳の時に夢で聞いた言葉がある
「自分の足で地に立って歩け」
以来、独立心とともに、幼かった頃、両親のいないことを気にするあまり
ちょっとした難しいことにも『逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ』とネガティブな考えを巡らしていたのだが
この言葉を胸に刻んでからは『がんばろう』とポジティブに考えるようになった。
さらに、彼の黒歴史のひとつ。あまり自己主張することがない性格のせいで、
モノゴトを曖昧にして、その結果、他者を傷つけてしまうことも経験していた。
優しさや思いやりは無責任ではいけないことを知ったのだ。
そして、東京に出てくるのを機に、夢とか希望などを考えもしなかった中学時代と決別し
自分で歩く道を自分の足で探す事を誓った。
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー Part 1
入学したてで、何かと慌ただしかった四月五月を過ぎ、
ようやく落ち着いた学園生活が始まろうとした六月のある日。。。
やや混雑した学食に碇シンジは、いた。
(さてと、今日は何にしようかな。ンーとAランチかな。)
券売機でAランチのボタンを押すと真っ赤なプラスチックのチケットが出てくる。そして同時に売り切れのランプが付いた。
(ウワッ。ラッキー!美味しいんだよねAランチ。コレ買えなかった人、ゴメンナサイ。きょうは、なんかついてるかな。)
とか何とか思いながら、Aランチが載ったお盆を給仕のおばさんから受け取ると
シンジ「いつも美味しいご飯、ありがとうございます」
おばさん「あーら、碇くん。いつも美味しそうに食べてくれてありがとね。ラストだから目玉焼き、もひとつとブロッコリー大盛り、サービスね」
シンジ「あ、ありがとうございます」(ちょっと、ついてた)ニコッ
そしてシンジは、Aランチと共にお盆に載ったコップに水を注ぐと、先に学食へ行った友人を探した。
「おーい。碇。こっちだ、こっち」
「遅っそいなぁ、シンジ」
二人の友人。
ひとりは、入試の際に駅で出会った、相田ケンスケ。
もうひとりは、スポーツ推薦枠で入りながら入学初日に靱帯断裂で病院送りになった、鈴原トウジ。 シンジ「教室、抜け出すの早すぎだよ、ふたりとも。あおり食らって先生に捕まったじゃないか。。。」
ケンスケ「ま、最小限の犠牲者で済んだつーことだよ、碇」
トウジ「スマンのぉ〜w」
シンジが席に着いたときには、ふたりとも昼食をほぼ食べ終えていた。
ふたりは、スマホのゲームの話をしていたようで、対戦の続きを教室でしようと席を立った。
トウジ「ほな、先行くで」
ケンスケ「悪いな、碇。ゆっくり食ってこいよ。w」
シンジ(チエッ。なんだよ。ご飯、食べ終わるまで付き合ってくれても良いじゃないか) 二人が立ち去ると、前が開けた。
すると右の壁側、柱の横の一人掛けの席に見覚えのある少女が座っていた。
赤みがかった金髪に碧い目。惣流アスカだった。
シンジは、受験日に駅で電車から降りれなくなった彼女の手を引いて助けたのにもかかわらず
自分のことを勝手にナンパしたみたいに思われたことに少し憤慨していた。
シンジ(あっ。あの娘だ。あ、目が合った。一応挨拶しとくかぁ。。。)ペコッ
アスカ(んっ。あの時ナンパしてきたヤツだ、なによ、こっち見ちゃったりして)フン
シンジ(あ、何だ、あの態度。感じワルぅ〜。ちょっとカワイイからって。日本人は、礼と思いやりだ。ちょっと注意だな)
そう思うとシンジは、猫招きのように右手でコイコイをした。
アスカ(えっ。アタシ?アタシを呼んでるの?し、失礼なヤツね!)べぇー!!
シンジ(なっ!ふざけてるよな!来なさい!)再び猫招きでコイコイ
アスカ(はぁ?なによ!レディに向かってなんて態度!むかつくわね!)
腹の虫が治まらないアスカは、立ち上がってシンジの前へ。 <第1ラウンドは、はじまった。ジャブの応酬もそこそこに、接近戦でパンチを繰り出しながら>
アスカ「何よ!アンタ失礼じゃない!」
シンジ「失礼は、キミの方だろ!頭を下げて挨拶したら、フンとばかりにそっぽをむいたりしないだろ、普通!」
アスカ「よく知りもしない男の人に、愛想を振りまくほど愚かじゃないわよ!それにね。あの猫招きは、何なのよ!」
と言い合いをしていると、アスカが座っていた席に誰かがやってきて
「この席に座りたいんだけど、誰も居ないの?この食事かたしてもいいの?」と叫んだ。
アスカ「あ、それ、アタシの。退けるからちょっと待って」
そう言うと、アスカは席から食事を取り上げて、シンジの座っている席へ向かってきたが
ちょうどその時シンジと同じクラスの女の子が、
「あ、碇くんだ。そこ空いてる?」と言いながらシンジの向かいの席に座った。
その席の前で立ち尽くしたアスカは、言い放った。
アスカ「ちょっとアンタ。そこ、アタシの席。どいてくれる」
女の子「へっ。そ、そうなの碇くん?」
シンジ「ん、まぁ。。。」
女の子は、「な、なによ。。。」と恨み言を言うように呟き怪訝そうな顔をして立ち去って行った。
シンジ・アスカ「「・・・・・・・・」」
シンジ(エッと、何で言い争ってたんだっけ。。。)
アスカ(何でこの席に来たんだっけ。。。あっ、こいつAランチだ)
シンジ・アスカ「「・・・・・・・」」無言は続く。重い空気。 シンジ(あっ、そうだ。確かにあの猫招きは、まずかったかな)
シンジ「んんっと、確かに親しくもないのに猫招きは、悪かった。ゴメン」
アスカ「あっ、うん。分かれば良いのよ。あたしも挨拶されて返さなかったのはゴメンナサイ。
でもね、毎日なの。男子から声かけられたり、ジーッと見られたりするのが。もうウンザリしてるのよ」
シンジ「そりゃ大変だね。まぁ、キミの場合、どこに居たって目立つしカワイイからしょうが無いんじゃない」ニコッ
アスカ「あ、あ、アンタ、またアタシをナンパしてるの?」(顔を真っ赤にしながら俯いてしまった////カァー)
シンジ(ん?何かマズいこと言ったかなぁ。。。)天然の怖さはここにあるんだぞ。黒歴史を忘れたのか、碇シンジ。
アスカ「ところでさ、なんでAランチ食べてんのよ。ハンバーグ、少し大きめな感じだし、目玉焼きもふたつついてるし、それに。。。」
シンジ「あははは。今日のAランチ、ボクでラストだったんだ。それで給仕のおばさんが、オマケしてくれたんだ。良いだろ」
アスカ「アタシのハンバーグをアンタが取ったって事ね」
シンジ「なんで、そうなるのさ!」
アスカ「なんでもよ!交換しなさい、アタシの唐揚げと」
シンジ「イヤだよ!ボクだって好きなんだから。給仕のおばさんが、いつも自慢するぐらいに美味しいんだから。。。」
アスカ「じゃ、こうしましょ。アタシの唐揚げを半分揚げるから、ハンバーグを半分よこしなさいよ。目玉焼きだってふたつあるんだから、半分ッコよ」
と言いながら、すでにアスカは、ハンバーグに手を付けていた。それも半分より少し大きめに。
シンジ「あっ、何すんだよ」(この娘は、遠慮ってものを知らないのか?)
アスカ「ほ・ほ・ほ・ほ。アタシみたいなカワイイ女子と、こうして半分ッコできるんだから、光栄に思いなさいよ」ニヤリ
シンジ「は、は・は・は。それは、それは。でもね、ボクにだって選ぶ権利はあるんだよ」ヒクヒクッ
アスカ「アラ、なかなか言うじゃないの」こめかみに#マークを出している。
本日、ここまで >>36
乙乙乙ー!
いいねいいねぇー!
この初対面からのやり取りってのがエヴァの醍醐味であり
LASの2828できるポイントなんだよなー!
しかしアスカ相手にハンバーグと唐揚げ半分づつ交換できるなんてうらやまけしからんw
続きはよ >>37
ありがとです。
ほんじゃ、ま
今夜ぐらいには、続きを。。。。
ヨロシクです。 <第2ラウンドは、すでにはじまっていた。ほとんどインターバル無しで> が、その雰囲気、空気、周りの目は、このふたりが、あたかも恋人同士のように見ていた。
シンジ(・・・・パクパク・・・・)
アスカ(・・・・モグモグ・・・・)
シンジ・アスカ「「・・・・・・・・・」」
無言の食事が続き
シンジ・アスカ「「ごちそうさまでした」」何故かユニゾンしてしまった。
シンジ・アスカ「「えっ。何な(んだ)(のよ)」」
アスカは、ハァと溜め息をつくと目の前にあったコップの水を一気に飲んだ。
シンジ「あ、ちょっと、それボクの。。。」
アスカ「へっ。。。」ブッー!思わず吹き出しそうになったが、すでに水は飲み干されていたので、シンジに水がかかることはなかったが
それは、紛れもなく間接キス。
シンジ「ったく、しょうがないなぁ」とティッシュをアスカに差し出すと『ほら、クチ、拭きなよ」とひと言。
アスカ「あ、ありがと。。。」(こいつ気付いてないの?間接キスよ!鈍いの、ひょっとして。。。)
シンジは、テーブルの左横に積まれたコップを手に取り、水を注いでアスカに渡し、自分のコップにも水を注ぎ、一飲みして
それから何事もなかったようにティッシュでテーブルを拭き始めた。
シンジは、通常運転。アスカは、再び顔赤く染めていた。 <第3ラウンド。試合は動いた!Fight!>
アスカ「アンタ、何してんのよ」
シンジ「テーブル、拭いてんだよ。見りゃ分かるだろ」
アスカ「いつも、そうしてんの?」
シンジ「当たり前だろ。後から来る人が汚れたテーブルじゃ気持ちよくないだろ。なに言ってんだよ」
アスカ「男のくせに、細かいと言うか、気が利くわねぇ。。。」
シンジ「そう言う問題じゃないだろ。こころの問題だよ。うん、キレイになった。よしっ」テーブルをフキフキ
アスカ「ねぇ」
シンジ「なに?」
アスカ「アンタさぁ、最初にアタシをナンパした時になんか言ってなかったっけ?」
シンジ「ナンパなんかしてないだろ。変なこと言うなよ。ボクはそんなに軽くないよ!」
アスカ「はい、はい。でもなんか言ってたよね。エッ〜と。手を握ってぇ、前にどっかで会ってない?って。。。」
シンジ「あぁ、そうだね。確かに言った。あの時、そう思ったんだ。。。。」 シンジは、自分の手を見ながら、(あの感触、懐かしいあの感触、忘れてはいけないあの感触)と呟くと
アタマの中にボンヤリと何かが浮かんでくるのだが、思い出せないでいる。そしてアタマを抱え唸り始めた。するとアスカが
アスカ「今日は特別よ。ほら、握って良いわよ。ただしちょっとだけよ」と右手を差し出した。
アスカ「それに、アンタに会ったことなんて記憶に無いわ。だって、ずっとアメリカで暮らしてたんだから。あの時が初対面!」
シンジは、差し出されたアスカの手を両手で握りしめたり、モミモミしてみたり、指をなでたりしてみた。
シンジ(何なんだろ、この感じ。毎日触ってたような。。。う〜ん。思い出せない。このモヤモヤ、気持ち悪いぃぃ。。。う〜〜〜ん)
しばらくすると、アスカは、周りからジロジロと見られていることに気付き、立ち上がると
アスカ「アンタ、いつまで触ってんのよ!エッチ!スケベ!変態!このバカシンジ!!!」バシッとシンジに平手打ちが炸裂。
シンジ「な、なにするんだよ!アスカっ!!!」左頬にクッキリと紅葉を付けたシンジも立ち上がった。
シンジ・アスカ「「・・・・ん・・・・????」」
シンジ・アスカ「「あっ、えっ、うっ、なっ・・・」」
シンジ・アスカ「「なんで名前、知ってん(だよ!)(のよ!)」」 再び沈黙。
そして昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。
アスカがそのまま立ち去ろうとした時、
シンジ「食器!」
アスカ「アンタに片付けさせてあげるわ。感謝しなさい!フン!」と言い放って立ち去った。
シンジは、なんなんだよぉ〜と左頬をさすりながら溜め息をつくと二人分の食器を片付けた。
アスカは、立ち去りながら、なんでアタシはシンジって言ったんだろ?なんで知ってんだろ?自問を繰り返していた。ドキドキしながら
シンジもまた、なんでアスカって呼んだんだろ?名前なんて知らなかったのに。と、うっすら涙目で自問していた。ヒリヒリしながら
<これをもって本日の対戦は幕を閉じた>4回戦ボーイ碇シンジ、善戦虚しく3回TKO負け orz
しかし、その時、二人の胸の中のある歯車が静かに、そして確実に動き出した。
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