みずほリサーチ&テクノロジーズによると、家計では長期金利が仮に3.3%まで上昇した場合、26年度に全世帯平均で年間7.7万円のプラス効果があると見込む。

世帯や世代によっては住宅ローンにかかる金利の上昇でマイナス効果になる場合もある。それでも金利のある世界は「現預金が1000兆円あるのに対し、住宅ローンのような借り入れは400兆円に満たない」(三井住友銀行の福留朗裕頭取)ため、家計に追い風とみる向きが多い。