新築マンション物件は2割が当たり物件。残りの8割はハズレ物件です。
当たり物件とは、購入額と同等もしくはそれ以上の資産価値のある物件。
ハズレ物件とは、購入額にも程遠い資産価値のない物件のことです。

では、なぜ多くの人はハズレ物件を買ってしまうのかといえば、
完成前の図面やモデルルームだけで購入を判断してしまうからです。

失敗ケース1:図面・モデルルームで見たより部屋が狭い
図面の採寸は壁芯ベースですが、実際は床面積ベースで勘定すべきで
住宅ローン控除の条件となっている「50平米以上」というのは
「床面積」です。この「床面積」という言葉が表面的になってくるのは
竣工後の内覧会や登記登録時なので、そのときになって夢と現実のギャップに
気づく凡人が殆です。「モデルルーム」も実際の完成物より良く見せようと
色々盛られていたりするので要注意です。

失敗ケース2:「事業協力者住戸」の意味を理解せず購入してしまった
コレはもう後の祭りです。

失敗ケース3:一流デベロッパー物件なのに品質に著しい瑕疵が散見される
「一流デベロッパー」と言えども施工は都度色々なゼネコン業者が入札で
請け負います。内装業者も星の数ほどいます。竣工時は問題なかったが
経年劣化により著しく瑕疵が表面化する場合もあります。こうしたリスクは
新築物件を購入する上ではどうしても避けられないリスクとなります。