『キューポラのある街』の舞台となった川口市は、元々在日朝鮮人が多いという。

「川口の鋳物工場には、在日朝鮮人がたくさん働いていました。拉致被害者の田口八重子さんや特定失踪者の藤田進さんなど、川口市は多数の拉致被害者・特定失踪者の出身地でもあります。
これは決して偶然ではなく、帰国者がいたからこそ、帰国した家族を人質にして、日本に残った家族をいわゆる“土台人”として工作活動のために運用することができたのでしょう。
ある意味、帰還事業と拉致問題は切り離せるものではありません。その中には、在日の拉致被害者もいたはずです」