ひとつ前提。私が習ったのは、巻き乗りは直径6mで360度。隅角通過も直径6mは同じで90度。
直径6mは「一時的になら要求してよいが、要求し続けてはいけない内方姿勢」と。
直径10mからは輪乗り。
輪乗りは「要求し続けても良い内方姿勢」。
10mの「輪乗りの手前を変え」では一時的に、直径5mの内方姿勢を求めうる。
いまは直径8〜10mまで巻き乗りという。
何故か、は私は知らん。日馬連にも聞いたが事務方は知らず、事務方から紹介された「先生」も理屈に合った答えは持っておられず。
馬の大きさは関与しない。ウラヌスはデカイでしょ。

蹄跡運動は、直線運動と、隅角通過時の円運動の繰り返し。

都道府県立図書館にはおそらく寄贈されて一冊ずつあると思うが、「馬と踊ろう」の日本語版が見つかれば一読をお勧めする。
追って走らせる際に、
「直線運動と横への屈撓が繰り返される四角馬場にせよ、一定の(漫然たる)内方姿勢維持ですむ丸馬場にするな」とある。
説得力大。

蹄跡行進は、直進と1/4巻き乗りが交互、です。6mの巻き乗りの。クロソイド曲線だよ。
「馬術に角があってはいけない」 by小松崎新吉郎。「ぜんぶ馬の話」木下順二は読め。
SK先生はクロソイド曲線とは言っていないが、翻訳した。
蹄跡行進続き。もし蹄席でなくても(任意の馬場中央でも)同じ「直進度」を維持できているか? 
隅角通過は(隠れた)クロソイド曲線で「入り」と「出」が制御できているか?
真面目にやるとなると簡単ではありません。

待たせてごめん。本題。
「外を握れ」は、平行四辺形なり台形なりを意識しろ、をその先生なりの表現でおっしゃったのではないかと拝察します。
中だけ引っ張ると、中の口角は後ろへ、外の口角は中へ、の圧はかかるけど、
外の口角が前に行き過ぎない「押さえ」がないでしょ。
と、馬は肩から逃げる。首だけ中に曲げてりゃすむから。
だから「外(も)握れ」、まるで持っていなければ「外(を)握れ」

輪乗りのコツをちょっと。
最初は蹄跡に三点で接するように、長じたらあえて接しない馬場の真ん中で、輪乗り。
10mでなく、15〜20mでいいです。
「輪乗りを変え」で8の字。今作っている「蹄跡」の幅をチェック。
馬場にキレイな8の字が書けたら素晴らしい。
私は下手なんで、幅60cmぐらいを目指す。
上手い人なら幅30cmに収まるはず。

その後で、輪乗りの蹄跡が乱れる
開け/閉じ、輪乗りの手前を変え(輪乗りを変え、とは違うよ。中でS字のほうね)を試す。、